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地域課題の複雑化や住民ニーズの多様化など、地域コミュニティやNPOが地域で担う役割も大きくなりました。
地域協働体・市民活動団体・各種地域団体の事務局は、会議進行役や事業調整役など、コーディネーターとしての機能も求められています。
地域づくり活動における基本的な知識を身につけ、組織の要となる事務局スキルを磨きましょう!
1時限目
令和6年9月24日(火) 10:00~12:00
▶オリエンテーション
▶地域の状況と事務局の役割について
▶いちのせき市民活動センター センター長 小野寺 浩樹
2時限目
令和6年10月22日(火) 10:00~12:00
▶成果を引き出す事業立案スキル
▶事業立案/事業評価/アンケートのクロス集計
▶いちのせき市民活動センター 支援員 村上 駿輔
3時限目
令和6年11月26日(火) 10:00~12:00
▶意見の出る組織にするための会議設計スキル
▶話し合いのつくり方
▶ いちのせき市民活動センター センター長 小野寺 浩樹
4時限目
令和6年12月10日(火) 10:00~12:00
▶情報発信スキル
▶チラシや広報のつくり方/SNS 等の情報発信
▶いちのせき市民活動センター 支援員 畠山 杏花
全4回共通
なのはなプラザ4階 共同会議室(〒021-0881 一関市大町 4-29)
地域協働体をはじめ市民活動団体、各種団体等
▶4回連続受講
一人 2,000円 (『+NOTE』込み)
▶単時限受講
一人500円/回 (別途『+NOTE』購入。1冊1,000円(税込))
※全4回の講座のテキストとして『+NOTE』を使用するため、お持ちでない方はご購入ください。
※すでに『+NOTE』を購入済の方は当日にお持ちください。
いちのせき市民活動センター
TEL:0191-26-6400 FAX:0191-26-6415
Facebook:https://www.facebook.com/CENTER2005/#
X(旧:Twitter)でも情報発信中!!
地域課題の複雑化や住民ニーズの多様化など、地域コミュニティやNPOが地域で担う役割も大きくなり、地域協働体・市民活動団体・各種地域団体の事務局は、会議進行役や事業調整役など、コーディネーターとしての機能も求められるようになっています。
そこで、当センターでは、平成29年に発行した「地域づくりガイド +NOTE」をベースに、事務局の役割を基礎から、実践まで役立てられる「事務局スキルアップ講座」を9月から12月にかけて計4回にわたり開催(主催/一関市・いちのせき市民活動センター)。
今回の講座には、地域協働体事務局・市内の市民センター職員、市民活動団体理事など、延べ35人が参加し、互いに感じていた「事務局あるある」を共有しつつ、「事務局スキルは経験により磨かれるが、視点や考え方を磨くのもスキルの一つ」ということを共通認識しながら事務局として必要なノウハウを学び、深めることができました。
講師:いちのせき市民活動センター センター長 小野寺 浩樹
オリエンテーション~地域の状況と事務局の役割について~
「地域」には様々な主体があってそれぞれの活動・営みがあることや、「一関市」における地域課題について身近に感じてもらえるように、自分の地域人口を元に地域課題を考えました。
<講座内容>
●自己紹介
●事務局の役割
●そもそも「まちづくりとは?」
●一関市の現状と向き合う
●人が減るとどうなるか?地域人口とネットワークの関係性
●地縁型組織(住民自治)・志縁型組織(市民活動)・企業(営利団体)・行政(団体自治)の役割
●行政区長と自治会長の違い
●交わりを創る連携協働(地域づくり×地域おこし、地縁組織×志縁組織
講師:いちのせき市民活動センター 支援員 村上 駿輔
成果を引き出す事業立案スキル~事業立案/事業評価/アンケートのクロス集計
様々な問題を分解の木として、原因や解決法を深掘りしている際に用いる「ロジックツリー(課題解決フレーム)」などを説明。
事業立案するためには、‘課題に対しての背景を明確にすることが大事’であり、
「事業が終了したあと、様々な視点で評価をすることで、当初の目的以外の新しい可能性に気づく面白さがある。楽しんで計画して欲しい」というメッセージが伝えられました。
<講座内容>
●1時限目の振り返り
●事業は何のためにするのか?仮説を立てて目的の明確化
●事業計画をたて、PDCAを回す
●評価の視点(アウトプット、アウトカム、インパクト)
●個別事業計画と評価フロー図を用いて事業の整理
●アンケートのクロス集計
講師:いちのせき市民活動センター センター長 小野寺 浩樹
意見の出る組織にするための会議設計スキル~話し合いの作り方~
会議には、アイディアを得ることが目的の「決めない会議」と、承認を得ることが目的の「決める会議」があることを説明。事務局は「決めない会議」において、話し合いを促進する「ファシリテーター」としての役割を担っているため、参加者もワークショップを通してファシリテーターに挑戦!
会議の目的に対して、何をどのような議論にするのか考えるための「会議設計」についても演習し、これまで自分たちが進めてきた会議と照らし合わせ、学びを深めていきました。
<講座内容>
●会議体験談(良かった会議・う~ん…な会議)
●会議ってそもそもなに?
●会議ファシリテーションの基本的な考え方
●ファシリテーションの4つのスキル
●会議設計(場をつくり、つなげる)、演習
講師:いちのせき市民活動センター 支援員 畠山 杏花
情報発信スキル~チラシや広報の作り方/SNS等の情報発信~
「各種発信方法がわかっている事」だけが大切なのではなく、
「世界中の人と繋がっているという意識」と「届けたい人(対象者)に情報が正しく伝わっているか?」の2つの客観的な視点を持って発信できることが大切で、事務局は団体の看板を背負って発信しているのだということを改めて確認しました。
また、紙媒体(チラシやポスター等)を作成する上では、「情報の優先度で大中小を決める」「情報の仲間同士でレイアウトを組む」「色相環を参考に色数を考える」などのポイントを解説しました。
<講座内容>
●情報発信スキルとは?
●情報発信の前に事業計画の段階で入念な協議が必要
●どの媒体(情報発信ツール)においても作文力
●紙媒体でのチラシデザイン
参加者からは、「事務局はやることがいっぱいというイメージだったが、役割を整理することができた」「まだ不慣れな部分はあるが、そもそもの『地域づくり』や『地域の団体』のことが学べて良かった」「同じ事務局同士が普段言えない悩みなども共有できて良かった」などたくさんの感想をいただき、今後の組織の運営や活動のヒントにつながったのではないかと感じています。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
本講座が、みなさんの地域や自団体で少しでも役立つことを願います(^^♪