※お願い※
記事内の写真や資料は、当情報誌での使用について許可をいただいて掲載しております。
無断での転載などの二次利用はご遠慮ください。
(idea2015年10月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
市内各地域・各分野で活動する市民活動の連携を促進し、有益な情報交換・情報提供の実施などを通じて、各団体の成長へと繋げることを目的に活動している「いちのせき市民活動促進会議インアーチ」では、平成27年度から団体同士の相互理解と交流を図るため「インアーチ参観日」を開催しています。
7月は北上川の活用を通じて地域の活性化に取り組む、NPO法人北上川サポート協会さんを訪問し、川崎防災センターの内部を見学したり、船に乗ったりと、団体の取り組みや北上川に関する理解を深めました。
団体の活動拠点である川崎防災センターは、一関市から指定管理業務委託を受け、地域の方々に親水活動の交流施設として利用されています。
施設には調査船ゆはずの格納庫や研修室があり、夏は親子レク等でカヌー体験に来る方も多いそうです。棚に積まれた親水用具に、皆さん興味津々です。
レクチャーを受けた後は、木船の長生丸とゴムボートのかわさき1号にいざ乗船!北上川の説明を聴きながら、10分間ほど遊覧しました。また、川で溺れた人の救助の仕方や、川っ子まつりについてのお話しを聴いたほか、ゴムボートをトレーラーに引き揚げる所を見学させてもらいました。
事務局長の金野さんより、日常生活に利用できるロープの結び方、川が氾濫した時の救助法等、ロープを使って①助ける方法・②助かる方法を教わりました。複雑な結び方を次々に見せる金野さんの手つきに、皆真剣な眼差しです。リクエストに応え、トラックの荷台のロープの結び方も学びました。
お昼は流しそうめんとバーベキューで親睦を深めました。北上川サポート協会さんに食材や道具を準備していただき、参加者の皆さんは、空の下、開放的な気分で交流を楽しみました。最後は、北上川サポート協会さんの挨拶で参観日が締めくくられ、拍手で幕を閉じました。
参加者の方から、防災ステーションの設備や備品について「こんなものがあるのは知らなかった」、体験乗船では「北上川について勉強になった」という声が上がるなど、多くの発見がある有意義な時間となりました。
インアーチは、一関・両磐地域で活動する市民活動団体はもちろん、市民活動に興味がある個人や企業の方の参加もお待ちしています。