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(idea2019年1月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
立石神社正面
先月号では、センターの独自調査で市内の巨石ランキングを作成。第1位の大部ヶ岩に調査を試みましたが、スケールが大きすぎて調査を断念…。そこで今月号はランキング第2位で先月号の巨石調査でご協力をいただいた一関市博物館副館長の相馬美貴子さんもお薦めという『立石神社』をご紹介します!
住所:一関市藤沢町増沢字立石1番地
御神体となっている巨石とスタッフ(身長152㎝)を比べてみました!
最初に情報提供をいただいたときは、「そんなにすごい巨石なの?」という半信半疑の気持ちが…。しかし実際に立石神社を訪れると、インパクト抜群の巨石を発見!思わず後ずさりをする迫力と存在感のある巨石は、樹林の間から差し込む日差しとあいまって神秘的な光景を創り出していました。
立石神社はおよそ120年前に建立され、増沢村(現:藤沢町増沢)の村社となっていました。御祭神の倉稲魂命(うたのみたまのみこと)は五穀豊穣と家内安全の神様として祀られ、本殿背後にある巨石(高さ17m)は、御神体となっています。神使は白狐(※)とされています。
また、立石神社には昔から「石になった和尚さん(下記漫画参照)」や「江戸時代に、巨石を国の建造物の材料にしようと役人が石工達を連れてくると、巨石の根元に大蛇が絡みついていた」といった昔話も言い伝えられているそうです。
※神使は“神のつかい”とされ、狐や狛犬、白蛇などのことを指し、邪気を消し、福をよぶといわれています。
<取材協力>
・宮司 菅原瑞男氏 ・立石神社総代の皆様