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店主の伊東さんご夫婦
(idea 平成29年2月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
◆店 主:伊東 守さん
◆連絡先:〒029-3405 一関市藤沢町藤沢字町裏34-3
◆電 話:0191-63-5588
◆店舗情報:営業時間▶10:00~18:00(土曜日10:00~17:00)
休 日▶日曜・祝日
夫婦二人三脚で営む“パンのいとう屋”が藤沢町で開店したのは、平成19年11月。「ご近所さんが『ちょっとパン買ってくるわ!』って、ツッカケを履いたまま来てくれるような、地域の身近なパン屋になりたかった」と語るのは、店主の伊東守さんです。
一関市内のパン製造販売店に配送担当として入社した伊東さんでしたが、ひょんなことからパンの製造工程に携わることに。パンと毎日向き合う中で「消費者にとって必要とされるパンとは何か?食の安全とは何か?」を考えるようになり「自分でパン屋を構えたい」と考え始めたのは、入社3年目のこと。夫の突然の発言に対し奥様の京子さんは、「もともと、黙々と手作業をすることが得意な人。あまり自分から『あぁしたい、こうしたい』と語らない主人が、『店を構えたい』と言い出したのだから、相当な思いがあるのだなと感じた。『やりたいなら、とことんやってみましょう!』と主人の背中を押した」と振り返ります。
開店当初は地域の方々が買い求めやすい菓子パン、惣菜パンを中心に製造販売していましたが、現在は食パンや焼き菓子のほか、フランスパンやカンパーニュ、ライ麦パンなど「ハード系」と言われる素材本来の味と香りが楽しめるパンがメイン商品となりました。
平成24年頃からのイベント出店を機に、道の駅などでの店頭販売を行い「予想以上にハード系のフランスパンやライ麦パンなどの需要があることに気づかされた」と語る伊東夫妻。「リピーターが増え、ある主婦から『こんなパンを探していたのよ』と言われたときは本当に嬉しかった」とお二人の笑顔が輝きます。
平成26年以降はスーパーや市内カフェへの納品も行っており、「なるべく地元一関産の素材を使用した添加物の入らないもので、特別なものではなく、作り出す自分たちが安心して『おいしい』と思えるものを」とこだわっています。
通常の店舗営業のほか、クラフト展やマルシェなどの各種イベントにも出店もしているいとう屋。店舗内では、食べ物に限らず、様々なイベントで出会った方々の商品や作品を紹介し販売しています。また、市内のフリーペーパーを配架しており、「『情報がほしいからいとう屋に行こう!』なんて気持ちでふらりとお店に寄っていただき、情報収集・共有の場にしていただければ」と語り、今後も「“いいもの”の情報を集め、お客様と共有し、パンを介して出会った方々とのつながりを活かしていきたい」と続けます。
最後に、同店では藤沢町住民自治協議会が主催している、次世代プロジェクトという取り組みの中で、地元中学生が考えた“地元の食材を使ったパン”を制作しています。「中学生が地元を盛り上げるための具体的な活動の中で、私どものパン屋と商品開発をしたいとお話があった時はとても嬉しく思いました。限られた日数の中で、子どもたちと何度も話合い、試作を重ねできあがったコラボパン。地域を担う子どもたちの目の輝きに私どもも刺激を受けました」と語っていただきました。
無添加で少量多品種のバリエーション豊かなハード系商品。焼き菓子も販売しております。
~地元中学生とのコラボパン~
「もっちりふすべパン」「りんごだっちゃ」※各商品100個限定
販売日:2017年2月5日(日)
時 間:午後3時半~午後4時
会 場:藤沢町縄文ホール