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(idea 平成27年3月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
◆代表者:菅原 梅雄 さん
◆連絡先:〒029-0523 一関市大東町摺沢字街道下25-3
◆電話:0191—75-2229(摺沢公民館)
「今より若い時はない。今が青春。吟じるのは今でしょう」を合い言葉に、大東コミュニティセンター(摺沢公民館)で活動している砂鉄川朗詠会。「サークル会員は還暦を過ぎた人たちばかりですが、お互いに励まし合い、とにかく声を出して詩吟の稽古に励んでいます」そう語るのは、同会代表の菅原さんです。
平成22年、公民館事業として詩歌朗詠講座が開催され、「講座終了後も学びたい」「自分の趣味を継続したい」といった思いから、地域の方々で「砂鉄川朗詠会」を平成24年6月に結成しました。現在の会員は14名で毎週火曜日に陸中岳風会の小山耕一さんを講師に迎え稽古をしています。
「詩吟とは詩歌(漢詩・和歌・俳句・詩)に節をつけて大声で歌う(朗詠する)ことなのですが、詩歌の意味、その歴史や背景など改めて確認することで学ぶことが多くあるのです」と魅力を語り、「若い時は地元を離れていましたが、Uターン後に公民館の講座と出会い、地元にとけこむ良いきっかけとなりました。今は会員の方々と地域の話題など情報交換しながら楽しく活動をしています」と続けます。
同会の活動は、毎週火曜日に開催される詩歌稽古の他、陸中岳風会や吟道研修会等の各種研修会に参加され市内外で活動している他の詩吟会の皆さんとの交流や日頃の稽古の発表を披露する掬水の丘吟詠大会や岩手芸術祭への参加など積極的です。
「発足して日が浅いので詩吟の技量はまだまだですが、そのうちもっと上達し、素晴らしい詩吟を披露できるものと思っています。今成長しつつある、将来が期待できる砂鉄川朗詠会です」とにっこり。現在は60代の会員が多いですが、小さなお子さんや、学生・主婦など幅広い年代どなたでも楽しんで学ぶことができます。「この会での活動ではないけれど、平成4年から平成14年までの間、小学校の児童に詩吟を教えに行ったこともあったよ」と話す女性会員。「小学校3年生の教科書に載っている詩も吟じますから、今後はこの会として児童生徒その親御さんと詩吟を通して世代間交流ができるまでに発展できたらいいなと感じています」と、講師の小山さんが会の夢を語ります。
詩吟のいいところは、大声を出すことで気分転換、ストレス解消になること。また、腹式呼吸により腹筋や背筋を鍛えることで健康増進にもつながります。最後に同会代表の菅原さんは「世代や職業を超え様々な人と出会い、知識も広がります。また、滑舌により脳の活性化と豊かな表現による小顔効果も期待できますね」と語り、「地域にこのような団体が活動しているという事をまずは知ってもらい、子どもから年配の方まで参加できる楽しい会にしたいですね」と続けます。
入会はいつでも大歓迎とのことです。お気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか?