花菜油の会

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げいび大獅子太鼓の会

右:代表 勝部欣一さん

左:事務局兼営業 佐野幸弘さん

 

基本情報

(idea 平成30年11月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

◆代 表:勝部欣一(きんいち) さん

◆住 所:〒029-0523

     一関市大東町摺沢字菅生前61-26 北部農業技術センター内(花菜油の会事務局)

◆電 話:080-2809-2274

◆FAX:0191-75-2923

豊かな農村の景観と食生活をめざして

地域内資源循環型農業の樹立

 皆さんは「菜の花プロジェクト」をご存知でしょうか?これは、昭和50年代以降深刻化した琵琶湖(滋賀県)の水質悪化を危惧し、“合成洗剤に代えて「せっけん」を使おう運動”と“家庭から出る廃食油を回収し、せっけんへリサイクルする運動”をきっかけに、「地域自立の資源循環型社会の構想」から発展し、「①地域内で排出される堆肥を活用し、遊休農地で景観作物の菜の花を栽培②収穫したナタネから搾った油は食用油に③ナタネ粕は飼料や堆肥に④廃食油はバイオ燃料やせっけんにリサイクルする」という地域内資源循環型農業を実践する全国的に展開されている取り組みです。

 旧大東町では、大東町農業技術センター支援の下、遊休農地の活用、地産地消、安全な食生活、循環型農業等をめざし、平成15年、「菜の花プロジェクト」に賛同する農家の女性が中心となり「花菜油の会」を設立。当初は32人が82aに菜の花を栽培して、プロジェクトが始まりました。

一関市全域に広がる“菜の花ネットワーク”

 地元農家の女性陣で立ち上げた「花菜油の会」ですが、特産品の開発や収穫作業を通じて男手も加わり、平成16 年には「菜の花プロジェクト受託組合(コンバインの導入)」を、翌年には搾油工場「工房地あぶら(現:株式会社デクノボンズ)」を設立。この3 本柱を「菜の花プロジェクトin 大東」として地域内資源循環農業を確立していきながら「花菜油の会」では「自分たちの畑で採れた本物のナタネ油を食べよう」をモットーに、自家消費・地産地消の在り方を考え、特産品の開発、菜の花環境学習会、農村景観形成や遊休農地解消の支援を行ってきました。「特に菜の花環境学習会の一環として行った“菜の花マップ”の作成や“菜の花写真コンクール”の開催は多くの方々が菜の花を知り、ナタネ油に興味を持つきっかけの一つとなったようです」と語るのは、二代目代表の勝部欣一さんです。「同時期には、じゅうねん(エゴマ)やゴマも栽培し、県内業者との農商連携開発商品としてエゴマ醤油、エゴマつゆ、エゴマドレッシングなども発売され、農家のお母さん方にはより一層の励みとなりました」と続けます。新一関市になってからは、菜の花の生産活動を「菜の花ネットワーク一関」として一関市全域に広がりを見せていきました。

今ある農村風景を後世に残し続けたい

 平成19年には、会員90名、栽培面積12haで栽培され、市町村合併に伴う新組織・菜の花ネットワーク一関は146名まで増加。当時は7~8割が60~70代の女性が中心でしたが、その後、中心メンバーが引退され、現在、菜の花ネットワーク一関会員としてナタネやエゴマを栽培している登録会員は約60名で、栽培面積の大きい地域の集落営農組織も加入していますが、会員数や栽培面積は減少傾向にあるようです。会員が自家消費する以外のナタネ油やエゴマ油を販売し、この生産活動を支えているのが花菜油の会です。事務局の佐野幸弘さんは「菜の花は育てるうえで米栽培のような手間暇はかかりません。そのため一人ひとりが生産する面積を広げることで、ナタネの収穫は例年通りとなっています。ただ、高齢化や後継者不足など課題も出はじめ、今後、会としてより一層生産者の支援が必要になってきています」と、同会の課題解決に向けた取り組みも考えている様子でした。

 最後に、代表の勝部さんからは、「4月下旬から5月にかけて、見頃を迎える菜の花。緑の野山に映える鮮やかな黄色は昔から続いてきたものです。田畑山を荒らすことなく次世代この取り組みが繋がるように今後も活動していきたい」と語っていただきました。

げいび大獅子太鼓の会

花菜油の会の各種製品は、市内の産直で販売しています。

 

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