NPO法人北上川サポート協会

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令和3年度「SUPモニターの体験」の様子

 令和3年度「SUPモニター体験」の様子 

基本情報

(idea 2023年1月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 平成16年3月設立。「北上川の河川空間を利用するすべての住民に対し、河川空間の積極的な活用と創造に関する事業を行い、流域の交流と連携及び地域の活性化に寄与する」ことを目的に活動する。会員数44名(令和4年度現在)。

 

TEL:0191-36-5666 FAX:0191-36-5667

E-mail: kitakamigawa284@gmail.com

住所:岩手県一関市川崎町薄衣字如来地100番地1(川崎防災センター内)

命の源・川に親しみ、川で交わる

原点は「Eボート大会」

 北上川、砂鉄川、千厩川の3つの河川が合流する旧川崎村は、舟運で栄え、舟や人の往来で賑やかだった一方、度重なる水害により町場の移転も経験するなど、川とともに歴史を刻んできました。 

 築堤などの治水事業により、水害に悩まされることは減った一方、川との距離が物理的にも精神的にも広がっていき、いつしか「川は怖いもの」というイメージが……。

 

 「川は私たちの生活の命の源でもあり大切でかけがえのないもの」という認識を改めて住民が持ち、「川に親しむ人たち」を増やしていくことを目指し、「河川空間の積極的な活用と創造に関する事業」を行っているのがNPO法人北上川サポート協会です。

 

 その前身と言えるのが「Eボートスタッフ協議会」。旧川崎村では平成7年に「川と共に生きるかわさき」というスローガンを掲げ、「北上川流域交流Eボート大会(以下、Eボート大会)」を実施してきました。大会は各種団体で構成する実行委員会形式で運営されますが、その実動を担っていたのが有志たちの集まり「Eボートスタッフ協議会」です。

 

※ 10人乗りの手漕ぎカヌー型のボート。

 「E]はExchange/Environment/EcoLife/Everybody/Easy/Enjoy/Experience/Education/Emergency 

  等の意味を持つ。

 

 その中のメンバーや、川や自然が好きな人、川に限らず地域づくり活動やボランティア活動に携わりたいという人など、様々な人が集まり、平成12年、「北上川サポート協会」を結成(任意団体)。川に関する事業を純粋に楽しんでいましたが、活動を広げる転機が訪れます。

 

 平成16年、旧川崎村と国土交通省により、船着き場と直結する「川崎防災センター」が整備され、北上川の巡視や河川の環境調査など、陸地からでは確認できない場所の点検を行う「河川調査船(以下、ゆはず)」も配備されることに。これらの管理・活用を担う団体として、白羽の矢が立ったのです。

 

 活動・事業規模が急拡大することを踏まえ、法人化を決意した同会は、「川好きの住民有志の集ま

り」という従来の姿勢はそのままに、平成16年3月、法人格(NPO法人)を取得。以後、施設の管理業務に加え、各種川に関する事業・事務局も旧川崎村などから引き継ぎ、現在に至ります。

様々な切り口で「川に親しむ」機会を創出

 ホタル学習や水生生物調査、竹灯り作り体験など、「水辺創造」学習にも取り組む同会。地元・川崎小学校の児童を対象とした事業も多く、時には「ゆはず」の乗船も組み込み、川への理解促進につなげます。

 

 「自然学習」として展開するのは北上川カヌー体験や、スタンドアップパドルボード(SUP)体験。そのほか、「北上川クリーン大作戦」などの環境保全活動や、ロープワーク講習会・船舶訓練などの人材育成活動、さらには支援交流活動として「川崎まちづくり協議会」の活動にも大きく協力をしています。

 

 理事の金野和則さんは、「近年はコロナ禍で各種学習・体験の場を思うように提供できずにいる」と悔しさを滲ませる一方、水辺創造活動として令和4年12月に開催した「水辺の灯り@Xmasマルシェ」には400人近い来場者があったことから、「地域における存在意義を再確認する場となりとても良い事業でした」と笑顔を見せます。

「川崎=Eボート」から「Eボート=川崎」へ

 令和5年で29年目を迎える「Eボート大会」は、川崎地域や一関市内のみならず全国から参加団体が集まり、百チーム以上が出場した年も。川崎中学校の生徒も運営に携わるので、水害の歴史やEボート大会の開催意義などをしっかり共有し、川崎地域における北上川とのつながりを伝えてきました。

 

 間もなく第30回を迎えるにあたり、会員の高齢化なども踏まえ、「どうしたら継続していけるか」という話し合いの機会を持つことに。その結果として気づいたのが「大会のために桟橋を組むなど、全国に複数あるEボート大会の中で、川崎のEボート大会が一番手が込んでいる」など、自分たちの大会の価値・誇りと言えることでした。 

 

 今後の継続においては、当初から変わらぬ「楽しく、無理なくできる」ことにこだわり続けること、そして「いいボートだった」と参加者に言ってもらえるような大会運営をしていくということを確認し合えた同会メンバーたち。その四季折々で違う表情を見せる河川と同じように、同会も、その時々の変化に向き合いながら、「川に親しむ人たち」のオールを漕ぎ続けます。

あなたにとって北上川と同会の存在とは?

理事

NPO法人北上川サポート協会理事 金野和則さん

こんの かずのり

金野 和則さん

「Eボートスタッフ協議会」からのメンバーであり、第1回目のEボート大会からの全てを知る「川のなんでも屋」のような存在です

 

A.結び(人と人)の場

事務局

NPO法人北上川サポート協会事務局 菅原幸子さん

すがわら さちこ   

菅原 幸子さん 

高校生の頃からEボート大会にボランティアで参加していたことが縁で、法人化とともに事務局として就職。多岐にわたる業務をこなします

 

 A.学びの場


photo gallery

北上川クリーン大作戦

北上川クリーン大作戦

第37回目の令和4年度は「いわて海ごみなくし隊」隊長のアンダーエイジさんも参加!川(船上)からもゴミを拾います。

 

水生生物調査

川崎小4年生の総合学習で水生生物調査の様子

川崎小学校4年生の総合学習として、毎年加妻川での水生生物調査を行っています。石の下などの小さな生物もチェック!

 

 

 

白熱のEボート大会

Eボート大会の様子

毎年9月に開催。小学5年生以上の10人1組で参加可能。2回のタイムトライアルを経て、上位5チームが決勝レースへ!

 

川遊び教室@砂鉄川

自然学習教室での様子

自然学習活動で行う川遊び教室。水生生物を探したり、水遊びをしたり、「流れ方」を学んでみたり。写真は令和3年度。

 

 

 

 

 

 


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