渋民11区自治会(渋民)

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一関市大東 渋民11区自治会 女性部主催「ひまわりサロン」の集合写真(令和6年7月)

女性部主催「ひまわりサロン」の集合写真(令和6年7月)

基本情報

(idea 2024年9月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 行政区は渋民11区。91世帯205人(11世帯11人は外国人)が暮らす。内、自治会加入は52世帯(5班体制)。65歳以上の割合は渋民地域の中で一番低い36.6%。子育て世帯等が入居するアパートがあり、「ひまわり子ども会」を通し、児童やその保護者との交流がある。

住民一人ひとりがひまわりのように輝いて

各種役割の分担と事業の効率化

 渋民地域の北西に位置し、北は興田地域、西は猿沢地域との境に接する渋民11区自治会。誘致企業(2社)やアパート(2棟)、「産直ふるさと大東」も立地します。この産直の前身は、同自治会が集落内に2か所設置した無人直売所(平成2年の「ふるさと創生事業補助金(旧大東町)」を活用)で、農業に従事する高齢者等の生きがいづくりの一環でした。

 

 自治会組織が発足した正確な年代は不明(現在の会則は平成元年から)ですが、同自治会役員は「今の90代の方々が40代の頃には古い集会所があったので、50年以上前には組織化されていたのでは」と回想します。

 

 自治会には総務(=執行部)、体育、文化、生活環境、女性、納税、防災の7つの専門部会があるほか、自治会以外にも組織・役があるため、各世帯が何かしらの役を持ち、かつ、複数の役を持たないように(1世帯一役)、総務部が調整しています。

 

 また、近年は少子高齢化の影響もあり、住民が参加しやすいよう事業の見直しを図っており、女性部事業の「ひまわりサロン※1」の開催に合わせて防災部事業を実施したり、文化部事業の伝承講座(以前は「ひまわり子ども会」と共に実施)も、サロン活動に組み入れています。

 

 取材した7月も、同サロンでは「七夕飾り」を制作しながら、三升炊きのガス炊飯器を用いての炊き出し訓練や、模擬消火体験などを実施。時代に合わせて、柔軟に事業を組み立てています。

 

※1 一関市社会福祉協議会登録のサロン活動ではなく、自治会独自で開催。年8回程開催。

交流の拠点「渋民ひまわり会館」の誕生と活用

 同集落内に誘致された企業(現在とは別企業)と親睦を深めるため、隣接する猿沢地域の新渡戸自治会、当該企業2社の従業員とで「交流運動会」を開催(平成初頭に2年間)していた同自治会。

 

 すでに集会所はあったものの、これを機に「従業員たちとの交流を図る場所が欲しい」と考えた同自治会は、国の補助金を活用し、若者等創作活動施設「渋民ひまわり会館(自治会館)」を平成9年に新築します。「住民一人ひとりに輝いて欲しい」という思いが込められた愛称で、この施設を拠点に、自治会内に「習字」「舞踊」「卓球」等の同好会が発足。

 

 舞踊と卓球は講師が高齢となり現在活動休止中ですが、習字教室は現在も活動中で、ミニ文化祭(同会館で文化部が企画運営)において展示をしています。

「子ども会」を支援し、顔の見える関係へ

 「ひまわり子ども会」及び同育成会は、自治会が発足した頃からすでに活動をしており、当時から続けている夏休み中の「ラジオ体操」は、やり方を変えながらも自治会との共催事業として継続してきました。現在は、児童やその保護者、そして自治会員などが平日朝6時30分にひまわり会館前へ集まり、早朝の日差しを浴びて朝のリフレッシュ時間を共に過ごします。

 

 「子育て世帯の方々とは自治会と子ども会の共催事業で間接的に繋がっている。『互いの顔を知る・知っている』という関係性は築けているのでは」と語るのは、自治会長の小野寺悦朗さんです。自治会未加入のアパート住民児童らも、子ども会には属しており、自治会が子ども会支援を行うことで、自治会未加入の子育て世代層とも交流が図れています。

 

 行政区長で自治会副会長※2でもある佐藤清司さんは「昔は地元に小学校もあり、家族・近所ぐるみで顔を知ることができていた。今は、子どもも少なく、アパート世帯もあるので、できるだけ交流事業は継続していきたいですね」と今後への意欲を見せます。

 

 50年以上も続く「元朝参り」も交流事業の一つで、今年は親子合わせて16名が参加。暗闇の中、渋民八幡神社まで片道1・4㎞を親子で歩き、神社では自治会で準備したみかんを食べます。ひまわり会館前に設置する冬のイルミネーションも、20数年前から環境部と子ども会が合同で実施するなど、子ども会との関わりを大事にしています。

 

 「なにかあったらパッと手伝いに行ける、そんな輪を広げたい。少子高齢化が進むからこそ『お互いの顔を知る』ことが大事であり、ひまわりのように明るく生き生きと、みんなが互いを支え、『小さなおせっかい』ができる集落でありたい」と微笑む2人。同自治会の基本目標「手をとりあって、より良い地域社会をめざそう」を具現化していきます。

 

※2 同自治会では慣例的に行政区長が自治会副会長(2名のうちの一人)を担う。

Q.集落の自慢は何ですか?

自治会長

一関市大東 渋民11区自治会 自治会長 小野寺悦朗さん

おのでら えつろう

小野寺 悦朗さん

2期4年目。副会長1期2年を経て自治会長に。「ゆったりと流れ、それに見合った活動・行動スタイルに変化」と、同自治会をドナウ川に例えて表現します。

 

 

A.たくましい女性 たおやかな男性

女性部長・副部長

一関市大東 渋民11区自治会 女性部長・副部長 金野良子さん 細川より子さん

こんの りょうこ

金野 良子さん(左)

         ほそかわ よりこ

    & 細川 より子さん(右)

ともに2期3年目。ひまわりサロンの開催案内は可愛いイラスト入りのチラシを手書きで作成しています。

 

A.皆んなが協力的な11区です


photo gallery

ひまわりは渋民11区

一関市大東 渋民11区自治会 渋民ひまわり会館 外観

広報や花壇、サロンなどにも「ひまわり」の文字が。「一人ひとりがひまわりのように輝いて」という思いを込めています。

もしもの備え防災訓練

一関市大東 渋民11区自治会 防災訓練 炊き出しの様子

事業の見直しを経て、サロンとの合同開催。30名ほどの住民が集まり模擬消火体験を実施しました。炊き出しやテント設営も。

半世紀続く元朝参り

一関市大東 渋民11区自治会 半世紀続く元朝参り

元旦朝6時、渋民橋に集合し、渋民八幡神社まで徒歩で参拝。室根山からの初日の出も拝み、一年の無事を祈願します。

夏休みの健康づくりに

一関市大東 渋民11区自治会 夏休みのラジオ体操

時代の変化や少子化などで実施が難しくなった夏休みのラジオ体操。子どもも保護者もご近所さんも、一緒に1・2・3!


訪問者数(累計)

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開館時間

9時~18時

休館日

祝祭日
年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)

いちのせき市民活動センター

〒021-0881 
岩手県一関市大町4-29 なのはなプラザ4F
TEL:0191-26-6400
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せんまやサテライト

〒029-0803
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