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(idea 平成24年vol.7掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
町下自治会は、世帯数97戸・人口331人が暮らす、中山間地帯に位置し、住民同士が、とても心が通じ合っており、なにをやってもまとまるのが、町下の人々です。
「実は、私今年から自治会長になったんです。」とすこし照れくさそうに語る金弘則会長。会長自ら訪問した一人暮らしの老人への声かけ運動は、8月から始めたばかり。各班長さんは、月2回訪問、民生委員さんや、老人クラブの方々も含め、皆で輪番制に家を訪問し、生活支援を行っている。訪問先のご老人達は、笑顔で迎えてくれるという。地区民のために活動をしながら、地域の人達を見守っている様子。町下の高齢化率は少し高めで、こうした高齢化が進んでいる中、お互いを助け合い、住みやすく、安心して暮らせる社会を意識してつくっていきたいと思っています。
組織には、総務部・産業部・教育厚生部・婦人部・スポーツ青年部・納税部の6つの組織があり、中でも、婦人部では、手芸教室や料理講習会の活動を行っています。さらに、地区民祭に出すための踊りの活動もしており、町下では、踊りと歴史的な文化や、伝統を後世に伝承していければと思い、「そろそろ自治会内で発表する機会を」と会長は模索中でした。
毎年7月下旬に開催している町下サマーナイトフェスティバルは、自治会活動の一つであり、今年で12回目を迎えました。始まりは、行事を一生懸命していた町下地域が夏祭りや子供会が盛んになり、発展していき、仕掛け人は、音楽が好きで、自宅の蔵を改造したスタジオをもつ及川さん。彼が中心となり、町下を拠点に全国各地から、2~3人のバンドグループを招いて披露していたが、若者だけだったため、高齢者の方達も楽しんでもらうようにと、民謡や歌謡曲を披露することになりました。今年も盛大に行われ、集客力もあり、地域活性化に一翼担っており、町下の夏の風物詩となっている様子。人々のふれあいや、訪れる人々との交流を広めて、地域の親睦がより一層深まったが、町下だけでは、もったいないと奥玉地区全体のイベントにしたら、「みんなに聞いてもらいたい・見てもらいたい」と金会長は語りました。
今後の活動の方向性として、各年齢層で、男女参画できるよう各自治会活動を目指していき、協力体制を何があっても手を携えてやっていくんだと、気持ちを皆に強くもっていただくことが大切だと語る金会長。
自治会は、明るく・楽しくが、一番。地域の方々が、自分の地域をよく理解していただいて、いい年だったなと思いながら引き継がれていってもらいたい。今後も皆で親睦を深めながら、地域づくりをしていけるような自治会運営を行い発信していきます。