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(idea 平成25年vol.11掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
今回は、78世帯222人が暮らす藤沢地区第5区自治会の新年会にお邪魔して、自治会長の福地満さんと地域で活発に活動する皆さんにお話を伺いました。
藤沢第5区自治会は5部会で構成され、それぞれの部会だけでなく有志の方々が積極的に地域づくりに関わっています。
毎年お盆には、文教部と有志の方々で、河川の清掃と子どもたちに水に親しんでもらうことを目的として、川祭り、魚つかみ取り大会を開催しています。50名程の人が参加し、お盆帰省の方々にも喜ばれています。農家組合や地区内では、農家を守り立てるための視察旅行を計画し、県内外の道の駅などを視察しながら、住民同士の親睦を深めています。
また、東日本大震災以降の防災意識の高まりと地区内の高齢化が深刻なことを受け、自主防災活動の一環として行なった炊き出し訓練では、暖を取るためのストーブ、毛布、寝袋などの高齢者が気軽に使用できる防寒用品を整え、防災に対する危機管理について再確認しました。高齢者の方にとって寝袋体験は初めてのことでしたが、「手軽で温かい」と喜ばれ、「新しいものへ触れたことで交流の大切さも感じ取られた日になったと思う」と福地自治会長は話します。この他、地区内の道路のゴミ拾いや草刈りなどの清掃活動も地区の方々が草刈り機や、軽トラック等を無償提供し、協力し合いながら取り組んでいます。
有志の方々の活動が活発な藤沢第5区自治会ですが、中でも女性部の皆さんは、とても積極的な参加で地域を盛り上げています。敬老会などでの行事の際は即興で踊りなどを披露し、地域のお年寄りから喜ばれています。農業祭「JAまつり」では女性部が中心となり、農家組合の男性陣と協力して毎年参加し、平成16年からは毎年「優秀賞」など数々の賞を受賞しています。昨年10月に藤沢文化センター「縄文ホール」で開催された、いちのせき元気な地域づくり事業「第1回ではってみっぺす・みでみっぺす素人演芸会」では、ユニークな衣装を着たダンスが評価され、「最優秀賞」と「ユニーク賞」をダブルで受賞しました。お話を伺った女性部の方々は「今年も是非出場したい。構想はすでに考えています。」と今から楽しみにしている様子が伝わりました。また、今後の活動については「若い人にも参加してもらいたい、とにかく楽しく、和気あいあいと活動していきたい」と話していました。
「安心安全に住める地域作りをしていきたい。」と語る福地自治会長。「そのためには隣近所で声を掛けあえる仲間意識を大事にしたい。地域の総会や、行事を若いうちから知ってもらい、参加してもらいたい。」優しく地域の人達を見守る福地自治会長の瞳からは、地域を思う気持ちが伝わりました。
最後に、突然の取材にも関わらず、温かく迎えてくださった福地自治会長をはじめとする藤沢第5区の皆さん、どうもありがとうございました。