6月12日(金)は、一関市田村町にある旧沼田家武家住宅にて行われた、「語り部の会」(いわいの里ガイドの会様主催)に参加させていただきました。
いわいの里ガイドの会様は、一関市とその周辺の自然・風土や歴史・文化等を、郷土愛とボランティア精神をもって、観光などで来訪された方々に紹介し、この地方への理解と愛着を深めて頂く事を目的として活動しております。
今回は10名の語り部の皆さんが一関地方に伝わる民話・伝説を方言で話しました。聴衆の皆さんは、終始真剣に耳を傾けておりました。
披露された13の民話・伝説の中で多かったのが、イタズラギツネに纏わるお話です。昔、旧一関地域には、狐禅寺、三関、関が丘、中里等に、「太郎」「次郎」「おさん」という名のイタズラギツネがおり、人々を騙し困らせておりました。しかし自分の行いを反省すると、田植えをして恩返しするなど、人間と心を通い合わせたような不思議な物語として今も語り継がれています。
私達が住む地域の地名の由来をご存じでしょうか。自分が今住んでいる場所は、大昔どんな物語があり、誰によってつくられてきた場所なのか。
昔話を聴いて、自分が生まれる前、この地域に暮らしてきた人々の生活を隣で感じるような感覚を味わうことができました。
語り部の皆様、大変お疲れ様でした!
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