こんにちは。せんまやサテライトの佐藤です。
今回は久しぶりに本紹介です。
最近、地域での話し合いで「地域に気軽に集まれる場が欲しい」というような意見をちょくちょく耳にします。
それぞれの地域に自治会館や集会所はあっても、鍵を管理しているのは一部の人だったり、若い人にはなかなか立ち寄りづらいということもあるかもしれません。
今回紹介するのは、無理なく気軽に集える場づくりのヒントになるかもしれない一冊です。
住み開き 家から始めるコミュニティ
「住み開き(すみびらき)」という言葉には馴染みがない人も多いかもしれませんが、自称“日常編集家”でこの本の著者でもあるアサダワタルさんが提唱している言葉で、「自宅などのプライベートな生活空間、や個人事務所などを、本来の用途以外のクリエイティブな手法で、セミパブリックなスペースとして開放している活動、もしくはその拠点のこと」という意味だそうです。
詳しい内容はアサダさんのHPや住み開きが取り上げられている記事をご覧ください。
【日常編集家アサダワタル】
http://suumo.jp/journal/2013/10/11/53573/
【家から始めるコミュニティづくり、「住み開き」のススメ】
http://suumo.jp/journal/2013/10/11/53573/
この本には、著者が取材した住み開き事例が載っています。
自宅を子ども達の茶飲み場やワークショップの場として開いている家、酒屋兼自宅を改修して地域のサロンにするお店、自宅をまんが館として開放する家などなど…いろんな事例が載っています。
この住み開きのポイントは、プライベートな空間は保ちつつお金や時間も無理せず、自分達のでできることから始め、徐々に縁が広がっていくということのようです。
また、住み開きを実践する時のコツも書かれていてこれから何かコミュニティスペースをつくりたいという人にもおすすめです。
9月12日~13日に藤沢で、自宅兼農家民宿である「ほろはの家」を会場に「古民家マルシェ」が開かれますが、これも1つの住み開き事例なのかなと思います。
一関市内で本書が借りられる図書館(2015/9/5現在)
・一関図書館
・大東図書館
・千厩図書館
・東山図書館
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