年度末ですね。決算を控えて処理に頭を悩ませている方も多い(私だけ?)この季節は、卒業シーズンでもあります。
かくいう我が家も中学3年生と小学6年生がそれぞれ卒業を迎えることになり、卒業式に何を着せるとか当日のスケジュールや持ち物がどうだとか、卒業式後の「卒業を祝う会」の出し物の準備とか段取りとか、結構あれやこれやと忙しくしております。
このブログが公開されるタイミングによっては小学校の方の卒業式も終わっているかもしれませんが、今回は既に終わった中学校の卒業式周辺の話を中心に卒業式と卒業を祝う会についてつらつらと。学校関係で誰かの顔が写った写真ばかりなのでノー写真です。
【卒業式編】
卒業式あるある①
「入退場や全体合唱をビデオで撮ろうとした際、自分の子供を見失い全く違う生徒を自分の子供だと思い込んで録画し、家に帰って子供に怒られる・・・」
・夫婦そろって老眼。スマホのカメラでもビデオカメラでも同じ制服を着た集団の中から我が子を認識するいわゆる「顔認識」機能が著しく衰えており、ズームを最大にしても「本当にこれが自分の子供かな~?」と疑問を持ちながら撮影。
・ある意味ヤマを張るってやつですが、今回は見事に大外れ!入場はなんとかいけました。卒業証書授与もある程度順番が分かっているので大丈夫でした。が、答辞からの合唱の際に、卒業生が最初の位置からステージ側へシフトチェンジ。ここでロストしてしまいました。私はビデオを最大ズームにして一通り流して撮影した後、隣に座っていた奥様から「前から2列目の右から3番目」というブロックサインを受け取り、その人物を中心とした6人位(最大でもそのくらいのサイズにしか拡大できなかったのです)に固定して撮影を続けました。途中から「もう少し背が高いと思うんだけどなー」と思いながらも奥様の指示は絶対なのでそのまま継続。髪型の雰囲気は似てましたよ、確かに。
・退場の時は二人ずつでこれもいつ出てくるか事前情報の共有がなく、結果さっきの「前から2列目の右から3番目」の彼を追っていました。
・今後ビデオカメラのメーカーはマイナンバーシステムをビデオカメラに同期させるシステムを開発して、自分の子供を自動追尾できるカメラが世に出てくることを期待したい。そんなものが出来るころには自分の葬式で使われることになるかもしれないですが・・・。
・家に帰ってからの上映会では夫婦そろって息子へ平謝りでした。
卒業式あるある②
「ウルウルくる(時にはウルウル以上の波が来る)」
・送辞、答辞、校長先生やPTA会長の挨拶など挨拶が続きました。個人的には式後の保護者の謝辞が一番感情移入出来て良かったです。謝辞を述べていたお父さんは娘への想いに感極まる様子でしたが最後まで頑張っていました。ナイス!お父さん。
・卒業証書も見せ場の一つ。返事をしっかり大きな声で出来たか、もらった後所定の位置まで運ぶ際の足取りはどうか。卒業式の中で唯一と言っていい個人が注目される場面。そこそこしっかりした返事と足取りの息子の姿に成長を感じた瞬間です。
・在校生と卒業生の送辞・答辞を挟んで在校生の合唱、卒業生の合唱、生徒全体の合唱と全部で4曲の演奏がありました。35年前(私が中学校を卒業した当時)とは選曲が全く違う中、唯一最後の「大地讃頌」だけは覚えていた曲でした。「保護者も一緒に歌ってください」というアナウンスが流れるのを期待しましたがお呼びじゃなかったようで、自分を中心として半径10cmくらいにしか聞こえない音量で口ずさみました。
・「中学2年生に新垣勉コンサートを贈る会」を少しだけお手伝いしているのですが、自分の息子が2年生だった昨年度は全体合唱の前に自分の体調が悪くなったため子供と一緒に「翼をください」の全体合唱を経験できませんでした。そんなことも思い出しながらステージの息子を見つめて大地讃頌をかすかな声で口ずさんだのは良い思い出になりました。(繰り返しになりますが息子だと思って見つめていたのは前から2列目の右から3番目の子でしたけど・・・)
・ウルウル来るポイントは人それぞれで、何がトリガーになるかはわかりません。でも子供の卒業式で感動の涙を流せるって素敵だと思います。残念ながら私はウルウルどまりでした。
他にもこんなことがありました。
・肝心な場面でビデオ画面に「バッテリーを交換してください」の文字が・・・
・それじゃぁスマホでと思ったら「ストレージ容量が・・・」
・卒業式後教室で担任の先生から一人一人に卒業証書が手渡されている様子もまた感動的でした
・その後の先生の挨拶に、子どもたちへの愛情が感じられ、これには感謝の気持ちです
・その後卒業を祝う会会場へ移動するのですが、記念撮影があちらこちらで行われバスが全く出発できない状態に。(私は1回家に帰ってビデオの電源コードと礼服(この日お通夜もあった)を持って祝う会会場へ
【卒業を祝う会編】
・いつの頃からか謝恩会ではなく「卒業を祝う会」という卒業生と保護者が参加する会になっているようです。学校によっては先生は参加しないというケースもあるようですが、今回は中学校の先生方も参加して頂いていたようです。
・これは個人的な意見ですが、先生方もお忙しいとは思いますが、祝う会に先生が来てくれる学校とそうでない学校があるというのは、子どもたちにとって大きな差があるのではないかという気がします。もちろん卒業式という場で先生方に卒業を祝っていただいているのですが、いわば打ち上げのような雰囲気で生徒や保護者の余興なども繰り広げられる楽しい場をお世話になった先生方にも共有して頂けるとありがたいと思います。
・今回中学校では先生が参加して頂きましたが、娘の通う小学校の祝う会には担任の先生以外は出席させないと校長先生の方針が示されており、普段の先生と違う一面を垣間見ることもできる祝う会の席に先生方の姿が見えない事で親子ともども何かぽっかり穴が開いたような気分になりそうな気がしてなりません。
・一関市で統一した基準があるのかどうかわかりませんが、「なんだかなー」とまた阿藤快が登場するわけです。いろんな意見はあると思いますけどね。
・余興が楽しい。特に子供たちの考えた余興は動画ありダンスありでとても幸せな気分になりました。これを見られただけでも参加した価値があったと思います。時々先生方もパフォーマンスに加わって、子どもたちも大盛り上がり。子どもたちも普段先生がああだこうだと文句を言ったりしていますが(うちの子供だけ?)、自分たちのためにサプライズを見せてくれた先生たちに子どもたちの大きな声援と拍手が響いていました。
・親の余興は頑張ってやろう。今回保護者の余興は参加希望者だけでの実施で私は見ていただけでしたが、全員女性だったので調子に乗って参加していたらどうなったことか・・・。本当は参加したい気持ちもあったのですが体調に不安もあり自重。参加していたお母さんたちは一生懸命恋ダンスを披露していました。仕上がり具合は人それぞれですが参加するだけ立派です。
・司会が並じゃない。祝う会の司会をやった方はおそらく保護者だと思うのですが、仕切りっぷりがハンパない感じで、生業(なりわい)感すら漂わせていました。こういう逸材の司会の存在だけで結構笑わせてもらえました。司会ってやっぱり重要ですよね。
・幼いころの写真上映。一人一人の子供の頃の写真を写しながら親が書いた一言コメントを上記の司会の方が代読。みんな可愛くて、保護者は特に自分の子供の写真が出た時は何とも言えない気持ちになりました。こういう企画もいいですね。ちょっと感動しました。
・最終的に校歌を歌って終了って感じだったと思います。その前に先生や生徒代表の挨拶もありました。何かの手違いで生徒代表にはスピーチの予定が知らされていなかったらしいですがそれでも即興で挨拶出来るのは素晴らしいと思いました。
・終わってからはまた記念撮影があったようですが、私はお通夜の時間が迫りセレモールへダッシュしたのでした。
普段家では学校の事をほとんど話してくれない息子が、仲間たちと大いに盛り上がっている姿を見て、家だけが彼の世界ではないのだと改めて気づかされました。それも成長の証なのかとも思います。あらためて卒業おめでとう。