4月29日から5月7日にかけ、東山町長坂の「旧かぢや旅館」を会場に「うれし市」というイベントが開催されました。今回は4月30日に行ってきたプチリポートです。
かぢや旅館のいわれについては詳しいことは知らないのですが、チラシを見ると20年間閉まっていた露間の建物を利用してイベントを企画したとのこと。近くには「かぢや別館らまっころ山猫宿」があり、こちらは営業していて、HPなどは結構凝っています。
私は東山担当でありながらかぢや旅館も別館のことも全く知らず、借りた本の返却もあったので近くの東山図書館に車を止めさせていただき、徒歩で地図を頼りに向かい始めました。が、方向音痴で先に別館の方についてしまい、どうやら間違っていることに気づき、いったん道を戻ってお目当ての別館へ到着。ただ、道を間違ったおかげで別館の外観も見ることができたので結果オーライ的な感じに(ポジティブ)。
会場の「旧かぢや旅館」。
今では珍しい木造3階建ての建物なんだとか。趣を感じさせる外観ですね。」
玄関には優しい笑顔の絵などが飾られ来場者をもてなします。
奥の間ではこのような作品の展示コーナーがありました。
かわいらしさと素朴なあたたかさが感じられました。
うわさでは聞いたことがあった「紫雲石硯」も展示されていました。今では職人さんも少なくなった中、東山にも職人の方がいらっしゃるそうです。展示されていた作品の作者は確認しませんでしたが、私にはどれもh運息のある作品に感じられました。
東山といえば東山和紙ということで、先ほどのイラストや硯などの他にも、最近いろんなイベントに精力的に参加している和紙民芸処「キィ&ルゥ」の体験コーナーも人気のようでした。
子供たちが集まって何かのワークショップで作品作りにチャレンジしていたようです。けっこい子供の姿も見かけました。
東山のピアノの先生のグループ「東山クレッシェンドの会」。この日は時々エレクトーンでBGM的に演奏をしていましたが、別の日はミニライブも予定されていたようです。会場の雰囲気と穏やかな演奏に包まれて、ここで読書したらさぞ気持ちよく読めそうだなと思いました。
到着してすぐの会場の様子ですが、時間の経過とともにお客様の数も増えてきて、私が帰る頃は結構な混雑になっていました。
ここ数年マルシェが各地で開催されていてそれぞれ賑わいを見せているようですが、今回の「うれし市」では和紙や硯など東山ならではのものにもスポットをあてていたこともあり、地元のもので地元を盛り上げようという気持ちが伝わってきた素敵なイベントでした。