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(idea2018年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

100人?に聞きました!難解地名に挑戦!

スタッフの聞き込みの様子:花泉地域

 

 地域にお邪魔する機会が多い私たち。時々「え~これってなんて読むの!?」と疑問に思う地名に出くわすことがあります。

 そこで今回は久々の“100人?に聞きました!”で調査することに!

 難解地名すべて答えられる人は果たしているのでしょうか?


今回の難解地名対象地域は「一関市狐禅寺地区」。選りすぐりの難解地名を、地域担当の畠山がピックアップ!各地域で聞き込みを行い、合計107人の方にご協力を頂きました。


1)出題した難解地名 in狐禅寺

※ゼンリン住宅地図に掲載されている地名の読み仮名を正解とします。

※読めなかった地名をランキングでご紹介します。

最も読めなかったのは…「桑木原(クラノキバラ)」!

そこで、正解率が最も低かった「桑木原」に行ってみました!

2)『桑木原』に行ってみました!

 桑木原は東大橋の北200mの場所で、半分が磐井川、残りの半分が川に隣接する雑木林(桑の木ではない)でした。近くにある北上川学習交流館あいぽーとの齋藤一公さんのご厚意で同行いただき、長靴履いていざ探検!堤防から見下ろした右の写真ですが、木以外何もない場所でした。

 その後堤防を降りて林の中を歩いてみると、川のそばということもあり地盤が緩い感じです。かつては道もあったようですが、今ではかすかに面影が残る程度。10年前の地図にはあった川の中島が今はなくなっているなど、月日の経過や川の浸食と堆積で微妙に形状変化もあるようです。

 桑木原周辺は明治時代の地図(あいぽーと保有)によると桑畑で、文献(※)によると桑木原の地名の由来も桑の木にちなんだものだそうです。

 

※参考文献:阿部和夫(1981)「一関の地名と風土」トリョーコム

 

※取材協力:北上川学習交流館あいぽーと

■現在の桑木原は雑木林になっていました

■林の奥に磐井川が流れています