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(idea2015年6月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
市民が主体となった地域づくりを積極的に進めるため、市民活動の活性化と多様な参加、連携の他、団体の活動がしやすい地域基盤づくりを促進することを目的とし、一関市大町の事業所と千厩町千厩のせんまやサテライト2か所を拠点として、支援を行ってきた「いちのせき市民活動センター」は今年で10周年を迎えます。ここで、これまでの歩みを振り返ってご紹介いたします。
【センターの取り組み】
→NPO初級講座、マネジメント講座、企画実施
→いちのせきNPO活動促進会議インアーチ事務局
→いちのせき市民活動便利帳の発行
県南広域振興局一関総合支局が3ヵ年の「きらめきサポート21モデル事業」として「きらめきサポートステーション一関」を設立。NPO初級講座や市民活動体験講座の開講、また、会議で利用できるフリーラウンジや交流広場を提供してきました。
【センターの取り組み】
→広域的な情報・人材交流ネットワークの拠点づくり
→市民と市民活動団体、企業、行政の協働の橋渡し
→市民活動に関する情報の提供等
市民活動支援事業を一関市から事業委託。名称を「いちのせき市民活動センター」と新たに、NPO支援から地域コミュニティ、行政、企業の地域を支える4主体を支援するようにミッションを拡充。この年、一関市が協働のまちづくり宣言をしました。
【センターの取り組み】
→法人や任意団体設立に関する相談支援
→組織、団体の経営や運営に関わる相談、経常的な運営に関しての相談支援
→事業企画・運営・実施に関する相談支援
→センターが持っている情報の提供
同年9月に藤沢町が編入となり、一関市は8つの地域合併でさらに大きくなりました。そこで、地域とのつながりをもっと柔軟にするため、いろいろな思いが積み重なり、一関市千厩町にサテライト開所。市民が主体となった地域づくりを積極的に進めるための支援に従事しています。
【センターの取り組み】
→話し合いのためのファシリテーターの派遣
→地域づくり計画策定支援
→協働に関する講演及び情報提供
平成25年4月、「新鮮館おおまち」として1階のみ地域食材を取り扱う産直として運営していた旧ダイエーは、市街地活性化センター「なのはなプラザ」としてグランドオープン。私たちの事務所は1階から4階の広い事務所へと移り、心も一新業務に励んでいます。
当センター開設より10年を迎えます。たくさんの方々に支えられ、ここまで成長してくることができましたことに心より感謝申し上げます。私たちが中間支援センターをはじめた10年前は、NPOは馴染みがなく、地域づくりは、一部の人たちが頑張っているという時代でした。しかし、10年経ったいま、地域づくりに関心を持つ方が増え、市民がアイディアを出せる時代になり、市民主体のまちに近づいてきていることを実感しております。引き続き個人の尊厳と地域力の向上を合言葉に、日々精進して参ります。
いちのせき市民活動センター長 小野寺 浩樹