(idea 2017年10月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
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対談者 「イチコレ」市民モデル 佐々木朋美、千葉エミ、吉田ひろみ
聞き手 いちのせき市民活動センター イチコレ担当 佐々木牧恵
今回は8月27日(日)に開催された「いちのせき市民フェスタ17」内の企画の1つ「イチコレ」こと「いちのせき市民モデルコレクション」にて、一般の参加者とは別に、ゲストモデルと共にランウェイを飾った市民モデル3人の打ち上げ会にお邪魔し、お話を伺ってきました。
【佐々木】みなさん「イチコレ」では本当にありがとうございました!ゲストモデルとともに、二宮柊子先生の衣装を着てランウェイを歩くという大役でしたが、実際、この話がきた時はどんな心境でした?
右から千葉エミ(川崎出身)、佐々木朋美(厳美出身)、吉田ひろみ(萩荘出身)
【エミ】私は所属している団体経由で身長170㎝以上の人を探しているという話を聞き、あまり深く考えずにOKしたんです。まさかこんなに本格的にやるとは思わなくて、衣装合わせの時にびっくりしました。
【朋美】私も!友達(佐々木)の頼みだから引き受けたけど、こんな想像はしてなかったよー!
【ひろみ】私は仙台で開催されたチャリティファッションショーのモデルをしたことがあって、その時の楽しいイメージがあったから、知人経由で声をかけてもらった時に、即答でOKしたよ。普段は着れないような服を着たり、自分ではしないメイクや髪型をしてもらえるのって、女の子としては嬉しいしね。
【佐々木】ひろみさん以外はモデルの経験もないし、しかも本番までたったの3週間という中で、よくぞあそこまで立派に歩いてくれたなと、誰よりも私が驚き、感動しましたよ!
【朋美】衣装合わせの時に他の2人が細かいから、必死に本番までに4㎏体重落としたからね!頑張ってたら、だんだんそれが気持ちよくなってきて。
【エミ】私も家事育児の合間に、壁に背中をつけて姿勢を直すようにして、頑張ってました。
【ひろみ】前日の3人での練習は大事だったよね。あそこでお互いにアドバイスし合いながら頑張ったから、今(打ち上げ会の開催等)があるんだよね(笑)。
【佐々木】まさか初対面の3人が、本番が終わった後もこうして集まるような仲になるとは予想もしなかったので、嬉しい限りです。打ち上げ会に混ぜていただいちゃって本当にありがとうございます!
【佐々木】ご家族の反応などはいかがでした?
【エミ】私の場合、家族よりも所属している団体のみなさんが最前列を陣取って応援してくれていて。ランウェイを歩く時に気になって仕方なかったです(笑)
【朋美】私はせっかくの機会だから、娘と母も参加させていただいたので、良い思い出になりました。
【ひろみ】娘さんもお母様もすっごく素敵だったよね!親子とか孫子とかでランウェイを歩く機会なんてなかなかないから、すごく羨ましい!
【エミ】それに、背が高いと「モデルみたいだね」とか「モデルになれば良かったのに」って言われることが多くて、でもモデルをする機会とか入口って普通に「そんな簡単に言わないでよ」って思ってたので、ある意味ようやく身長を活かす機会に巡り合えて良かったです(笑)。
【朋美】わかるー!背の高い人あるあるだよね。それにさ、この話来るまで正直このイベントのことは知らなかったんだけど、子どもたちを参加させてみたいと思うママは多いと思うよ。もっと広がれば良いのにね。
【佐々木】もともと少しずつ育てていこうという企画だったのですが、おかげさまで4回目の今年、ずいぶん大きく成長したので、来年はさらにたくさんの参加者が集まればと期待してます。
【ひろみ】来年はどういう感じなの?協力できることがあったら協力しますよ。
【エミ】じゃあ今から企画会議にしちゃいます?
【佐々木】え!?みなさんそんな協力的に!?嬉しい!
【朋美】1回やっちゃえばもう開き直れるよね(笑)
【エミ】ここだけの話、私は今回の件でヒールの高い靴を2年ぶりに履いたんですけど、足を若干痛めてしまって(笑)これを機にたまには履こうって思いましたよ。
【ひろみ】それってすごく大事だと思う!女の子だもん。たまには日常を忘れてオシャレする機会は必要。
【朋美】育児に追われてると女子力は下がるよね。私も髪を巻いてもらったのなんて久しぶりだったし。
【エミ】実際この話をもらった時、娘が保育園に入れなくて気分が落ち込んでた時だったので、かなり良い気分転換になりました!
【ひろみ】今日の打ち上げ会の裏テーマは「がんばりママたちに非日常を」なの。定期的に開催しようか?
【朋美&エミ】ぜひ!(笑)
ゲストモデル ミスユニバースジャパン2009年ファイナリスト 鈴木未那美(一関一高出身)
【佐々木】イチコレがきっかけになって、そんな集まりに発展するとは!やっぱり1つの目的に向かって一緒に頑張ったりすると、自然にチームになるものなんですね。
【朋美】共通点は「身長が高い」だけなのにね(笑)
【佐々木】聞くのがちょっと怖いですが…結果的にモデルとして歩いてみて、いかがでしたか?
【朋美】超緊張した!胃が痛かったもん。
【エミ】なるべく観客席を見ないようにして、「無」になってましたよ。
【朋美】ランウェイを歩いてるときに司会のアナウンスで「このために頑張ってきた3人」って紹介してくれたのは嬉しかったね。本当のモデルだと思われても困るし、そういう舞台裏を紹介してもらえると頑張った甲斐があったなって思えるしね。
【ひろみ】私は終わっちゃった時に寂しかったな。また日常に戻るのね、って。素敵な衣装を着させていただいて、本当に光栄な機会でした。
【朋美】うん、それはそうだね。楽しかったよ、最終的には!
【一同】うんうん、楽しかった!楽しかった!
【佐々木】嬉しいです。安心しました!
【ひろみ】こうやって新しいつながりもできたしね。この集まりの時はみんなオシャレしてこようね(笑)
┃イチコレ
2014年に「いちのせき市民フェスタ」内でスタートした市民モデルによるファッション&パフォーマンスショー。誰が、どんな格好で、どんな目的でランウェイを歩いても良い「モデル」が主役のショーとして老若男女さまざまな個人・団体がランウェイを飾ってきました。今年はランウェイやショー全体の構成を見直したほか、ゲストモデルやプロのデザイナーによる衣装提供をいただくなど、ショーとしてもパワーアップ。30組53人がランウェイを歩きました。ショーの様子はこちらからご覧いただけます。