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　打撲や捻挫、骨折、脱臼などの外傷(以下、ケガ)等に対する施術などカラダ本来の機能改善をサポート。手技(徒手療法・整体施術)※１や超音波療法※２の他、急性期のケガや慢性的な症状を持つ方・原因が良くわからない方など様々な症状に効果が期待できるアキュスコープ※３を使用した最新治療も取り入れており、老若男女に関わらず、「ケガ」や「カラダの悩み」を解決できる環境づくりに努めている。

※１ 電気治療器・注射・薬などを使わず手で直接患者さんのカラダに対して施術を行う。

※２ 圧電効果による音波を発生し患部に微小マッサージ作用を与える。

※３ NASAの高性能レーダーを開発研究していた宇宙工学を応用して生み出された治療機器。

（idea 2025年２月号掲載）※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

　令和６年12月で開業10年を迎えた「くまがい接骨院」。院長である熊谷克さんは、学生時代にサッカー部に所属し、練習によるケガや疲労による体の不調で悔しい思いをした自身の経験や、チームメンバーも同じ経験をしていたことを受けて、「将来はリハビリの職に就きたい」と考えるように。高校卒業後の進路を検討していく中で「柔道整復師」という資格があることを知り、千葉県内の大学へと進学しました。

　大学では、柔道整復師の他、「教員免許(中学校と高等学校の体育)」の資格も取得し、関東の接骨院に就職。学生のスポーツによるケガや、日常生活でのケガを治療する中で、地元ではケガをしたときに接骨院に行く選択肢があまりないことに気づきます。

　熊谷さんは、「接骨院※(＝整骨院)でも、骨折や脱臼などのケガ、捻挫や挫傷に対し、柔道整復師が施術を行うわけですが、カラダ本来の機能改善や、そもそもケガをしない身体の使い方など、一人ひとりに寄り添った形で、施術以外のサポートもすることができるんです」と解説。主要な症状を緩和させる対症療法だけではなく、「根本的な原因が何かを究明することも大切」と続けます。

　特に成長期の子どもは身長が大きく伸び、筋肉の柔軟性が低下して可動域が狭くなることで、一部の組織に負担がかかり、カラダの使い過ぎが原因となって、ケガや疲労につながるケースもあるのだとか。

　「だからこそ、自身のカラダをよく知ってほしい。知ることで免れるリスクもある」という思いから、地元の治療の選択肢の一つとして「接骨院」を提供しつつ、セルフケア指導にも熱心に取り組んでいます。

　地元に開業したきっかけは、平成23年の東日本大震災でした。「師匠(前職の院長)が29歳で開業したこともあって、自分もその年齢辺りを独立の目標としていました。そんな中での震災だったので、自分ができることで地元貢献がしたいという思いが増して、Ｕターンを決断しました。ご縁があって、ちょうど出身高校の近くで開業することができ、利用する方も10代の学生が多いですね」とのこと。

　治療について、「慢性的な腰痛などは保険適用外施術もあるため、病院※や整体院※をお勧めする場合もありますが、当院では日々研鑽し続けており、様々な治療も取り入れているため、まずは相談してほしい」と続けます。

　JFA((公財)日本サッカー協会) のサッカー指導者ライセンスも取得(令和５年)した熊谷さんは、「負担なくスポーツを楽しむカラダの使い方や、競技でケガをするリスクの減らし方などを教えていけたらと思っています。日常でのカラダの使い方も学んでもらえるような環境づくりもしたいです」と、これまでの経験と知識を最大限に活かした地元貢献を志しています。

※　資格や施術内容が違う。

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