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筋力を鍛えるトレーニングマシンやダイエットにも有効な有酸素マシン、日頃の疲れを癒す肩こり改善マシンなどを完備する24時間営業のフィットネスジム。代表兼インストラクターの佐藤大喜さんが、一関市山目町の約30坪のスペースで平成31年3月にフィットネスジム「ふるさとらいふ」を創業、「より多くの方が利用できる施設へ」と、令和4年1月、設備拡大で千厩町に移転。令和6年2月には2号店「ふるさとらいふ大東店」もオープン。年齢や性別、時間にこだわらず、自分に合ったマシンを自由なタイミングで利用できるほか、インストラクターによる指導(3か月に1回)で健康的な生活をサポートします。
(idea 2024年7月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
「一関市の健康を創り、未来を担う」をモットーに掲げ、フィットネスジム2店舗とパーソナルジム1店舗を経営する佐藤大喜さん(川崎町出身)は、市内高校を卒業後、上京。もともと体を鍛えることが好きで、都内のフィットネスジムに通う中、その魅力に惹かれ従業員に。「地元にもこうした施設があればいいのに」と漠然とした思いを抱きながら、徐々に経営にも興味を持ち始めます。
20歳になった佐藤さんは、「24時間営業のフィットネスジムを故郷に」を形にするため帰郷。「まだ20歳そこそこだったので、資金づくりには難しい点がありましたが、市内に約30坪の物件を借りることができたので、そこからスタートしていこうと決めました」と振り返ります。
3年目に事業を拡大しようと決めていた佐藤さんは、令和4年、千厩町に移転。85坪のスペースに50機以上のマシンを完備しました。
「工場勤務や事務職、まして、車通勤だと、筋力を使うことは少ない。『体を動かす=スポーツをする』『決められた時間に集合する、道具を準備する』では、日常生活の中で抵抗がある方もいるので、『24時間いつでも利用可能、自分の自由な時間・空いた時間を有効活用できる』点の需要はあるのでは」と分析する佐藤さんは、今年2月に大東店をオープン。
「千厩店はやや若年層向けのマシンを設置していますが、大東店は年配層も気軽に利用できるマシンを設置しており、会員も40代から60代以降の方々にご利用いただいています」と、地域に根差した設備・運営を心がけています。
令和6年6月現在、千厩店の会員数は約200人(男女比5対5、一日の利用者数約60人)、大東店は約80人(男女比4対6)となった同ジムは、個人トレーニングのほか、インストラクターでもある佐藤さんから3か月に1度ジムメニューの見直しや、フォームのチェック指導が受けられます。
令和5年8月、もっと早いぺースで指導が欲しいとの声を受け、千厩町内に一対一で指導を行う「パーソナルジム」も開所(大東店開業のため休止していましたが、令和6年6月から再開)しました。
フィットネスジム事業の開業から5年経ち、佐藤さんは、「節目になるので、ジムは継続しつつ新たなことにも挑戦したい」と、今後の目標として「地域密着型24時間フィットネスジムの経営者育成(全国展開)」「一関市内で起業や副業を考えている人たちのコミュニティの場づくり」の2つを掲げます。
ジム内において、年齢を問わず会員のさまざまな悩み相談を受けることもある佐藤さん。「地域との関わりをもっと持ちたいと思っているので、できるだけみなさんに寄り添う形で貢献できれば」と笑顔を見せながら、「『地域一番を目指しましょう』が目標」という若き経営者は、新たな一歩を踏み出します。
「パーソナルジム」で装置の説明をする代表の佐藤大喜さん。
店名が目を引く千厩店外観。
千厩店の内部。各種トレーニングマシンが揃っている。