※お願い※
記事内の写真や資料は、当情報誌での使用について許可をいただいて掲載しております。
無断での転載などの二次利用はご遠慮ください。
(idea 平成27年12月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
2020年3月基本情報一部更新(本文の肩書等は取材当時のままにしてあります)
◆代表取締役:菅原 隆さん (取材時:金野 恒久さん)
◆連絡先:〒021-0021 一関市中央町1丁目7-16
◆電 話:0191-48-5963
◆FAX:0191-48-5964
◆ホームページ:http://konkatsu.com/
◆E-mail:info@konkatsu.com
一関市役所から徒歩5分の場所に本社を置くコンカツ印刷(有)では、会社案内やポスターやチラシ等商業印刷全般、記念誌や封筒等の印刷、ホームページや映像制作を行っており、13名の少数精鋭部隊で事業を展開しています。今回は、常務取締役の菅原隆さんにお話を伺いました。
同社は、戦前から一関で活版印刷をしていた「金野活版所」を前身に、昭和54年に現在代表取締役を務める金野恒久さんが一関市山目中野で創業、平成25年に現在の中央町に本社を移転し、現在に至ります。
「創業からの36年を振り返りますと、印刷業は単色の名刺やチラシ、伝票が中心だった仕事から、カラー印刷、必要な部数だけのオンデマンド印刷、WEBデザイン等に時代とともに変化してきました。さらに企業や各家庭にもパソコンやプリンターが普及し、簡単なプリントは個人でできる時代になってきています。多様化するニーズに対応し『すべてはお客様のために』の気持ちで印刷物を提案していく必要を感じています」と菅原さんは語ります。
「お客様からの依頼は企画・印刷のほか、商品の売上増に繋げるための意見を聞かれるなど、コンサルティング的な対応も求められます」とニーズの変化を語る菅原さん。「広告やWEBでお客様の商品の価値や信頼を高めるような提案が重要になります。印刷を通じてお客様のブランド力アップのお手伝いで喜んでいただけるよう真摯に向き合っていきたい」と話します。
同社発行の「まちいろは」では、宮城県北から岩手県南エリアのお店を紹介していますが、写真とコメントでお店の魅力を伝え、時には「これは何かな?」と読者の興味をグッと引く内容にするため、お客様との打ち合わせを丁寧に、写真一枚に魂を込めて撮影しています。
「何を載せれば読者に伝わり結果に結びつくのか。場合により『この値段じゃ売れないよ』という厳しい指摘もしますが、担当したお客様から『お陰様で契約に繋がったよ』という報告が聞けたら、これ以上嬉しいことはないですね。地域の小さな会社でも、頑張っているところを応援していきたいです」と菅原さんは笑顔で語ります。
1万枚のチラシでPRするには数十万円の費用が必要になりますが、フリーペーパー「まちいろは」を利用するとある程度広いエリアでターゲットを絞った層にタイムリーな情報をリーズナブルに届けることができ、コストを抑えることができます。
現在山目地区にお住まいの菅原さんは、地元山目5民区の会報誌の編集委員や体育部長を務めるなど、地域活動にも積極的です。民区の会報誌づくりのお手伝いを始めて早8年、企業と地域の繋がりはより深いものになりました。
「地域の皆さんが気軽に相談できる街の印刷屋さんでありたいですし、それが使命だと思っています。あとは、お店や商品の価値を高めるお手伝い(ブランディング)に力を入れていきたい」という菅原さんの言葉からは、これからも地域と共に歩み、地域の・お店の・人のお役に立ち、応援していきたいという力強い意思が伝わってきました。