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(idea2012.vol2掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
地域づくりはNPOや市民だけが行っているのではありません。一関市内の企業の取り組みを紹介します。
企業の地域貢献活動取材は、一関信用金庫へお邪魔し企画営業部の岩淵さん、千葉さんにお話しを伺いました。
一関市中里の一関遊水地周囲堤沿いにはたくさんの桜で私たちに春の訪れを知らせ、心を和ませてくれます。
この桜は、一関遊水地事業着手20周年記念として平成4年に一関信用金庫が寄贈した桜苗木620本で、平成20年には桜苗木寄贈のほか、補植作業も実施しました。
同金庫では、昭和52年に一関市へ水槽付き消防ポンプ車「しんきん号」を寄贈して以来、『地域とともに共存・共栄する地域に根差す金融機関であること』を理念とし、職員全員が一丸となり様々な地域貢献活動に取組んでいます。
当初、造園業に委託していた桜苗木の管理でしたが、平成23年に同金庫の企画営業部と総務部で桜の管理をする『千本桜管理プロジェクト』を立ち上げ、苗木の管理だけでなく草刈り作業や周囲の清掃も活動の内容に加えました。
「第1回目となる『千本桜プロジェクト』では、平成23年5月に職員150名が参加し、剪定や施肥作業を実施、第2回目となる平成24年4月21日には250名の男女職員が参加し、約4㌔にわたる植栽区間で作業し、桜の成長を願った」と岩淵さんは語り、作業後のゴミ処理は話し合う場を設け一関市から快く受け入れの許可が出たとのことです。
小野寺理事長は「早く桜の苗木が成長し、この場所が市民の憩いの場となれば」と、春の訪れを告げる桜に思いを込めました。今後も同プロジェクトでは剪定や施肥作業・清掃活動をしながら桜の成長を見守り続けていきます。
経営方針の一番が「地域との連携」「地域への情報発信」であり、長期にわたる地域活動への積極的な取り組みを行なっている一関信用金庫。
岩淵さんは、「今後も、まちの清掃活動だけではなく、子どもからお年寄りまで参加ができるイベントの主催・企画など『地域にとって何が一番必要か』ということを考えながら、今後も地域に密着していきたい」と話していました。