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代表 佐々木修さん
(idea 平成28年12月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
◆代 表:佐々木 修(しゅう)さん
◆連絡先:〒021-0821 一関市三関字神田21-1
◆電 話:0191-48-3556
◆FAX:0191-48-3556
古き日本では、男性も女性も共に農作業で汗を流し、子どもを育て互いに尊重し合いながら家庭を守り築く歴史背景があります。明治時代に入ると、繊維産業が日本経済の要となり、外で働き賃金を得る女性労働者も増えてはいきましたが、低賃金のうえ女性に対する待遇は良くなかったとされています。
こうした待遇を改善しようとする動きはあったようですが、第二次世界大戦の色が濃くなるにつれ、改善の動きは消え去られていったといいます。戦後は高度成長期とともに女性の社会進出も進みましたが、結婚・育児などを機に離職し、そのまま復帰しない、または、復帰後も職歴を活かす職につかない・つけない傾向が見られるようになり、男女の待遇差が問題視されるようになりました。
こうしたことを受け、昭和 60 年に男女雇用機会均等法が制定されましたが、現在でも小さな子どものいる女性や、一人で家庭を支えなくてはならない女性、これから結婚し出産しようとする女性にとってまだまだ不安の多い時代です。
同社代表の佐々木さんは、約30年間勤務した一関市役所を早期退職後、「女性をはじめとする様々な人材が活躍できる地域づくりを目指したい」という思いから平成25年10月に合同会社を立ち上げました。「市役所職員時代、男女共同参画推進担当と同じ職場であった時期があり、女性を取り巻く環境改善が、なかなか進まない実情等も感じていました。また、市役所退職後、少しの間でしたがお手伝いをしたフリーペーパーの制作現場においても、希望や意欲を持った女性や若者の皆さんが、家庭との両立に苦しみながら頑張っている姿を目のあたりにし、支援の必要性を強く感じました」と佐々木さんは当時を振り返ります。
同社では、女性や若者ならではの感覚を最大限に発揮できるよう、様々な分野(観光・サービス・地場産品を活用した商品開発・地域資源を活用したコミュニティビジネスなど)において、起業支援や人材育成等を行ない、スモールビジネスの促進による地域産業の活性化事業を行っています。平成 26 年からは、「いちのせき ちっちゃいビジネス開業応援塾※」の一関現地スタッフとしても活動している佐々木さんは、「仙台や郡山での同講座の受講生は、1,000名を優に超える実績のある講座ですが、一関においても、これまでに100 名以上の方に参加していただき、そのうち10%以上の方が既に起業されています。結婚・出産などで離職を余儀なくされたスキルを持った女性や、これから地域での活躍を志す女性・若者など、やる気を持って頑張ろうとしている方々のほんの少しのお手伝いですが、受講された方々は生き生きと人生に自信をもって活動されているようです。そういった皆様がどんどん社会や地域に認知してもらえるよう、私どもはスモールビジネスの促進事業等を通じて、地域産業の復興・活性化を支援したい」と語り、最後に「女性が元気だと家庭が元気になる。家庭が元気だと地域も元気になりますね」と笑顔で締めくくっていただきました。
※一関市「いちのせき起業応援講座」事業受託者株式会社ゆいネット
自分の得意分野で起業したいと考えている女性の強い味方!
ホームページ作成やチラシの作成、企画書・事業計画書の作成等承っています