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(idea 平成26年8月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
代表取締役:鈴木 泰洋 さん
連絡先:〒029-0803 一関市千厩町千厩字石堂26-5
電 話:0191—52-5700
FAX:0191-52-5611
最近の結婚式は「派手婚」でも「地味婚」でも「アットホーム婚」でもなく「つながり婚」と称されるようで、そのほかにも結婚式を地域行事のなかで行うカップルや、街の公共広場で式を行い、不特定多数の市民が祝福するなど結婚式そのものをイベントや街の賑わいの目玉にする「まちなか婚」というスタイルもあるのだとか。今回は、時代と共に変化する多種多様な価値観とその要望にできる限り応えようという熱い思いをもつ冠婚葬祭総合会館である株式会社マリアージュ代表取締役の鈴木さんにお話を伺ってきました。
一関市千厩町にある株式会社マリアージュ。旧東磐井郡の地域住民にとって結婚式会場として多くの方がご存知と思いますし、「結納や結婚式をマリアージュで行いました」という方も多いかもしれません。
昭和12年頃、鈴木社長の祖父母が東山町から千厩町構井田に鈴木魚店を開き、地域との交流の中で「結婚式ができる広い場所があるといいね」という声のなかから、同社の前身となる鈴木会館(パレススズキ)を昭和50年に立ち上げたのです。そもそも、昔の日本の結婚は家と家の間関係で、結婚式もたいていは家の中で親族が集まってとり行われていました。時代とともに、結婚式の在り方も変化し大勢の人に祝福してもらえるような会館が地域の中に必要になってきたのです。
同社の会場は、350名が集える本館バンケットセレモニーホールの他、貸し切りレストラン「ル・アンジュ」、ガーデンへとつながる新バンケットホールなどお客様のご要望に合わせて会場を選ぶことができます。マリアージュというと結婚式のイメージが強いですが、地域で開催される祝賀会や講演会としての会場や、学校やスポーツ少年団の謝恩会、慰労会等にも使用されています。また、平成20年からは鈴木会館を葬祭会館一休通夜ホールとして地域の利便性を考えた24時間対応の通夜会館に切り替え、まさに地域にとってなくてはならない集える会場となっているのです。最近では、お客様のご要望もあって巨大なLEDスクリーンを導入し、音響設備にもこだわりました。また、提供される料理は、地産地消をコンセプトに岩手県南の食材を使用し地元出身の料理長が腕を振るいます。結婚式以外にも地域の会館として、思い出のひと時をゆっくりそして感動いっぱいに過ごすことができるのです。
「当社は、結婚式を挙げて下さったらそれで終わりではありません。地域の方が地域で結婚され子供を産み、育てる過程のイベントごとに、継続して少しずつお手伝いが出来ていければと考えています」と鈴木社長。最近では、結婚式を挙げたご夫婦がお子様のお披露目会や七五三の記念撮影会場としてご利用されることが多くなってきたのだとか。「結婚されたご夫婦が『赤ちゃんが産まれました』と、当社に足を運んでいただけるのは本当に嬉しいこと。長い目線で、地域の活力や潤いに今後も貢献していきたいと思っています」と続けます。地域住民のゴールとしての会館ではなく、スタート地点として今後も多くの方々のつながりを大切にしていきたいという気持ちが伝わる取材でした。
7月30日に生ビール祭りを開催します。売り上げの一部を沿岸地域へ寄付したいと思います。ぜひ、ご来場ください。