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(idea平成26年2月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
代表取締役 須田 光宏さん
住所:〒021-8555 一関市竹山町6番4号
TEL :0191‐26‐3711
FAX :0191‐26‐3718
H P:https://www.hiranogumi.co.jp/
創業:昭和21年10月1日
設立:昭和34年3月5日
より地域に役立つ建設会社として
私たちの身近にある、学校・病院等の各種施設や一般住宅の総合建設及び生活や暮らしに欠かせない各種工事等などを行っている株式会社平野組は、昭和21年10月に、北上川を利用して木材を運搬する「平野屋材木店建設部門」が母体となり創業開始。昭和34年3月、株式会社平野組と改称し組織変更等を行い、岩手県を代表する建設会社としての基礎を構築。
創業間もなく、一関市に壊滅的な被害を与えた、カスリン台風とアイオン台風は、平野組にとっても、工事現場や製材工場の浸水、流失等未曽有の被害をもたらしました。そんな状況の中、同社は水害にあわれた地域に仮設住宅を建て、筏の材料となる丸太を提供するなど、市民の復旧復興に地域の企業として惜しみなく力を注いできたとのことで、地域に根ざす企業としての原点が感じられました。
太陽の恵みを光や熱に、風や水からエネルギーとして取り出す「自然エネルギー自給」という言葉はご存知でしょうか?同社では、10年前より再生可能エネルギー事業に目を向け地域環境に対する活動に力を入れてきました。
平成18年には小型風力発電販売事業を開始、平成24年12月に太陽光発電所を社有地へ開設し、自社の使用電力は自社で賄うことをコンセプトに、CO2削減及び電力不足対策に取り組んでいます。東日本大震災時には小型風力発電機が非常用電源として携帯電話機の充電や、店舗レジの電源として効果が発揮されました。また、小水力(マイクロ)発電の建設実績もあります。
地域の将来を担う子どもたちに「なぜ太陽や風・水で電気が?」といった疑問を与え地球環境に対する興味の輪を広げていくことも、同社の願いの一つとのことです。
同社では、「平野組親睦会」が主体となって行う、清掃奉仕活動を実施しています。
同親睦会は、同社会員相互の親睦を深めるため、平成に入り結成され、スポーツ交流会や社内研修の計画・実施を行っていましたが、「活動拠点となっている地域に少しでも貢献を」と、毎年数回、国道4号線等のゴミ拾いや草刈り等で、住み良い地域・安全な道路の環境美化に努めています。
また、平成21年5月には、照井土地改良区(阿部克郎理事長)と、一関市街地と平泉町内の二か所で、農業用水路のアドプト(養子縁組)協定を締結しました。この協定は、地域の公益機能を有する共有財産として、水路施設等の清掃、緑化活動、生物保護等を行い、水路施設等への愛着心を深め、清潔で快適な地域づくりを推進することを目的としています。
同年7月に初めてのアドプト活動を行い、「清掃奉仕は親睦会活動として毎年行っているので、社員らはお手の物だった」と、取材でお話を伺った総務課長の菊池さんは振り返り、「今後も従業員一同地域に根ざす企業として、一層の努力をしていきたい」と語っていただきました。