G・B Pop Jazz  オーケストラ

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「いちのせき市民フェスタ22」内の特別企画に参加した際の演奏風景(令和4年8月)

 「いちのせき市民フェスタ22」内の特別企画に参加した際の演奏風景(令和4年8月)

基本情報

(idea 2022年12月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

  平均年齢68歳のビッグバンド※。毎週日曜日の15時~17時になのはなプラザ地下のミュージックルームで定例練習を行いつつ、演奏活動を行っている。

※ポピュラー音楽(特にジャズ)におけるバンド形式の一つで、基本はサックス5人、トロンボーン4人、トランペット4人、ピアノ、ギター、ベース、ドラムの17人編成

演奏して楽しく、聞いても楽しく

昭和の企業はクラブ活動が盛んだった!

 

 昭和45年に操業開始した「東北日本電気(のちのNECプラットフォームズ株式会社。以下、NEC)」。当時は、企業の福利厚生の一環としてクラブ活動など社員の余暇活動を支援する企業も多く、NECでも様々なクラブ活動が行われていました。

 

 その一つが「軽音楽同好会」。「上司にあたる人もメンバーにいましたが、クラブ活動ではみんな仲間として音楽を愉しんで来ました」と振り返るのは、昭和46年に高卒第1期生として入社し、「軽音楽同好会」に入会した佐藤廣治さんです。

 

 年頭式や運動会などの社内行事のほか、福祉作業所や高齢者施設等の慰問活動などでも演奏をしていた佐藤さんたちですが、特に名称を持たずにビッグバンド活動をしていたため、メンバーから「慰問活動等をしていく中で、バンド名称がないのはいかがなものか?」という話が。

 

 そこで、昭和50年代後半、当時NECが提唱していた「グリーンコミュニケーション活動(環境に配慮した活動)」から「NECグリーンバンド(略称GB)」と命名。現在の団体名称へとつながっていきます。

誰もが音楽を楽しめるバンドへ

 

 佐藤さんから遅れること約15年、現代表の村上仁さんが入会。吹奏楽の経験があり、行動力もあることからリーダーに抜擢されます。

 

 しかし、その頃(平成初頭)には企業の福利厚生を利用した余暇活動よりも個人的な繋がりを好む世代が増え、当初は17人編成が組めていた同会ですが、メンバーが10人ほどに減少し、継続が難しい状況に……。

 

 「ビッグバンドは17人編成が基本なので、人数が足りないとどうしても演奏の魅力に欠けてしまうんですよ」と振り返る村上さん。

 

 そこで、市内外の吹奏楽経験者に声をかけるなど、勧誘活動に力を注ぐことに。その成果が実り、当時、助っ人演奏者として協力をもらっていた吹奏楽経験者などがプロ級の経験者を紹介してくれるなど、徐々に輪が広がり、会員獲得もさることながら、ベテランメンバーにも刺激が。演奏力が向上し、ビッグバンドとしても復活したのです。

岩手県代表にも!華々しい全盛期

 

 ビッグバンドとしての演奏が再び可能になると、活動を岩手県全域へ、さらには県外にも広げるようになります。  

 

 平成3年に「岩手ビッグバンド連盟(IBL)」に加入し、年1回の持ち回り合同コンサートに参加。当時、岩手県内はビッグバンドが盛んで、最盛期には高レベルな団体含め十数団体が名を連ねており、そんな県内各地のビッグバンドとの交流を深めつつ、イベント運営のノウハウと自バンドの演奏力を高めていきました。

 

 平成6年には「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」に初出場(初回は審査を経て参加が決定する)し、以後10年連続で出場・演奏。また、同時期に一関文化協会に加入すると、毎年の定期演奏会を文化センター大ホールで開催するように。

 

 そうした活動が評価され、平成12年、広島県で開催された「第15回国民文化祭」に「ビッグバンドJAZZ」の枠で出場することが決定(岩手県教育委員会事務局生涯学習文化課からの推薦)!出場を機にバンド名を「G・B Pop Jazz オーケストラ」に変更し、全国から集まった千人近くの観客を前に5曲を披露してきました。

 

 企業の同好会活動を経て、社会人ビッグバンドとして成長してきた同会は、現在平均年齢が68歳。国民文化祭で共に演奏した仲間の多くは引退し、当時を知るメンバーは7人。その多くが70代に突入しました。

 

 「我らのモットーは『演奏して楽しく、聞いても楽しく』。我々演奏者はもちろん、聞いてくれる方々が音楽で懐かしんだり、リズムをとったり楽しんでくれることが一番だね。バンドは人がいないと成り立たない、みんなで気持ちよく集まって活動を続けられれば」と笑顔を見せる村上さん。現在は地域イベント等に呼ばれて演奏する機会が多く、「NEC時代の同僚などからの紹介や、バンドメンバーとイベント主催者との良い関係があってのこと」と続けます。

 

 「夢は定禅寺!もう一度出場することを目標に頑張りましょうよ!」と会長に檄を飛ばす佐藤さん。13人の会員プラス助っ人奏者の応援をもらいながら、ビッグバンドスタイルを貫き続けます。

あなたにとってジャズ音楽とは?

代表

G・B Pop Jazz オーケストラ 代表 村上仁さん

むらかみ ひとし

村上 仁さん

ビッグバンドのダイナミックサウンドをこよなく愛す村上さんは、IBLへの加入を行うなど、団体飛躍の立役者です。

 

A.人生の楽しみ

事務局(自称)

G・B Pop Jazz オーケストラ 事務局(自称) 佐藤廣治さん

さとう ひろじ   

佐藤 廣治さん 

 「ハーモニーが決まった時は最高の気分です」という佐藤さんは各種連絡調整を細かく担当。軽音楽同好会から数えると活動歴約50年!

 

 A.ともかくみんなで楽しむもの!


photo gallery

由来を語り継ぐ譜面台

思いでの詰まった譜面台での演奏

 

NEC時代から使っている思い出のつまった譜面台。「G・B」と刻まれた特注品で、現在の名称にも繋がりがあります。

 

 

 

国民文化祭にて

国民文化祭、岩手県代表で演奏

カナダ出身の英会話の先生がボーカルで加入するなど、演奏力の高かった全盛期。岩手県代表で演奏してきました。

 

 

いつかまたここで!

「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」

 

平成6年から10年参加した「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」。ジャズ奏者には有名な舞台であり同会の目標です。

 

 

 

地域イベントでの演奏

地域イベントでの演奏

レパートリーは400曲以上。イベントに合わせ、ジャズだけではなく、歌謡曲や子どもたちが知っている曲にも対応します。

 

 

 

 

 

 


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開館時間

9時~18時

休館日

祝祭日
年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)

いちのせき市民活動センター

〒021-0881 
岩手県一関市大町4-29 なのはなプラザ4F
TEL:0191-26-6400
FAX:0191-26-6415
Email:center-i@tempo.ocn.ne.jp

せんまやサテライト

〒029-0803
岩手県一関市千厩町千厩字町149
TEL:0191-48-3735
FAX:0191-48-3736

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なのはなプラザ4Fのいちのせき市民活動センターをご利用されるお客様は、以下の有料駐車場に車を停めた場合、最大3時間まで料金が無料になります。

当センターご利用の際に、駐車場無料券を発行しますので、詳しくは窓口までお問合せください。

 

  1. 一ノ関駅西口北
  2. 一ノ関駅西口南
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