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(idea 平成26年1月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
会 長:三浦千代子さん
事務局:〒029-0202 一関市川崎町薄衣字如来地13−8
電 話:090-1936-3537
F A X :0191-43-3504
一関市川崎町女性協議会は、会員の連携や協力により行う自主的活動を通じ、郷土の振興や明るい地域社会建設に寄与すること等を目的に、昭和34年に設立されました。協議会の会員は、川崎町内26地区にある女性部(婦人部)の部長・副部長計52名で構成され、その会長を務めるのが三浦さんです。「人と会うことが大好き」と話す三浦さんは、お話上手で、元気で明るい笑顔が印象的な方です。
同協議会は、年間を通して地域行事への協力、会員の資質向上や連携・親睦を深めること等を目的に、岩手県と一関の各地域婦人団体協議会の会議や研修会に参加。このほか、毎週金・土曜日の午前9時半から10時半は、川崎町唯一の特別養護老人ホームである寿松苑を訪問し、地区担当の会員2名が、洗濯物たたみや入居者とお話するボランティアを行っています。毎回の訪問当番は、年始めに各地区に渡す1年間の日程表で割りあてられ、当番が回ってくるのは、1年の中で各地区3回~4回程。日程表の配布が遅れると、地区から「今年はまだか?」と催促されるほど活動が定着しました。
この活動は、寿松苑が開業した昭和62年から継続しており、「誇れる活動です」と三浦さんは語ります。
平成14年から18年までの5年間、毎月第2・第4土曜日の午前7時から、町内を流れる千厩川と砂鉄川の清流化を願い、米のとぎ汁EM発行液(有用微生物群)を投入する活動を実施。作り方は、会員から各地区のみなさんに伝えられ、毎回の投入日には、会員と住民の方合わせて100名以上が活動に参加。米のとぎ汁EM発行液を川に投入するようになってから水質は徐々に良くなり、ホタルが飛び、鮭が上るようになりました。平成19年からは、各家々で作った米のとぎ汁EМ発行液を台所や周辺の側溝、ため池等に流す形に変え、活動を継続。米のとぎ汁EМ発行液は水を綺麗にするだけでなく、植物や農産物を元気にし、トイレ掃除に使用すると臭い消し、ガラスを拭くと静電気防止等、家庭内のお掃除にも使用できます。さらに、かびた黒皮の衣類や靴に吹きかけると白カビを除去し、皮自体がしなみのあるやわらかい皮になる等、多種多様な用途で使用することができます。「オススメしますので、是非使ってみてください」と、培養液1リットルを頂きました。
協議会の会長以外にも、複数の役職を務め大忙しの三浦さん。取材中は、お部屋に飾られた家族写真を見ながら、心温まる思い出話をたくさん聞かせていただきました。「何事も楽しまなきゃね」と活動を続ける秘訣を話す三浦さんからは、地域を守り良くしたいと想う気持ちが伝わってきました。