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(idea 平成25年vol.12掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
連絡先住所(松川さん自宅):〒029-0202 一関市大東町摺沢荒屋敷31-7
会長:松川 栄一 様
大東町レクリエーション協会では、ゲームやダンス、歌等に各種ワークショップ手法を取り入れながら、人間交流や「生きる歓び」を生み出すコーディネーター集団として活動しています。
松川会長は、レクリエーションインストラクターの資格を取得した際、意気投合した仲間と共に平成16年2月に団体を設立。現在は、約10名の会員と協力し、大東町を始め市内外各地で活動を展開しています。
主な活動内容の一つに、幼稚・保育園や小学生を対象にした子供向けのレクリエーション教室があります。田植え作業を通じ稲作や環境保全型農業への理解を深める「田んぼの学校」や「学びの土曜塾」等のレクを通じ、集団で活動する楽しさに気付いてほしいと開催。
また、自治会内の組織「サロン」や老人ホームでは、50~70歳代の方向けに介護予防教室を実施。3月9日は大東町大原地区公民館で、体力測定や筋力トレーニング、健康体操を行いました。「一人よりも皆でやると継続できることがあります。皆が一緒になり、和気藹々と楽しみながら続けたい。」と松川さんは語ります。
また、東日本大震災の被災地支援として、平成23年10月から毎月第3火曜日に陸前高田市を訪問し、被災者を中心に介護予防教室を開催。訪問先は年度毎に変わり、去年は竹駒小学校付近の細根沢地区を担当しました。
「心が楽しいと、自然と体も動き出すんです」と松川さん。世間話や相手を褒める等の何気ない会話から始まり、少しずつ心を許してもらえるようになると、「身体が痛いから…」という言い訳を止め、一緒に活動してくれるようになるそうです。「時間が経つにつれ、被災者の心が前向きに変化してきています。今後も被災者の心と体のケアを目的に活動を続けていきたいです。」と明るい笑顔で話してくれました。
「相手を思って行う活動が、巡り巡って自分に返ってくることがあります。知らない場所で役立っていて、思いがけず感謝されたりとか。相手の本心から生み出される表情や仕草、心遣いを感じると、改めて『良いなあ』と気付かされます。それが活動を続ける励みにもなります。」と松川さん。今後は今まで依頼の少なかった自治会や町内会にも積極的に声をかけ、レクをすることで住民同士の繋がりを増やしてもらえれば、と今後の活動に対する抱負を語ってくれました。