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(idea 平成24年vol.1掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
1月にNPO法人認証された「子育て支援いっすね」理事長の小野寺里子さんと副理事長の鈴木和子さんにお話を伺いました。いっすねは、10年前にボランティアとして活動を開始し、今日まで歩んできました。10年前の状態はというと、殆ど発達障がいの事を理解していない人たちが多く、障がいを持った子どもとその親が、ひどく責められてしまうような状態でした。その状態から、なんとか抜け出せないかと思い、支援活動を行い始めたのがきっかけだったそうです。それから10年の月日が過ぎ、徐々に障がいをもった子どもに気付く親や周りの人が増えてきました。この活動をもっと広め、理解を得るために、今年法人格を取得しました。スタッフも、学校心理士・言語聴覚士・自閉症スペクトラム支援士・保育士などの資格を持っており、安心・安全に子供を預けられます。
保護者の皆さんも、我が子に対してどのように対応をしていいのかが分からず、思うように子育てが出来ないというケースが多いそうです。「周りの人と同じようにしているのに、なぜうまくいかないのか、という子育てへの不安と焦りが募り、その感情が子供に向けられてしまうのです。そのようにならないためにも、親とスタッフ間の相談は欠かせないものになっている」と鈴木さんは語ります。地域との関わりも大切にし、地域ぐるみで子育ての支援を進めています。地域の方々の協力が、いっすねの大きな原動力にもなっているようです。
そこで、一歩一歩確実に歩み始めているいっすねの理事長である小野寺さんに、さらなる目標や、やってみたい事も伺いました。
小野寺さんは、「まだ駆け出しで何を聞いたら良いのかも分らないような状態ですが、私が描く夢は、放課後児童デイやフリースクール、放課後塾のようなこともしてみたいです。“夢は大きく”っていいますから!でも、ちょっと大きすぎるかな…?!」と、満点の笑顔で答えて下さいました。小野寺さんと鈴木さんはとても元気な女性で、周りのスタッフの方々も明るく優しい方々ばかりです。支援内容とスタッフのスキルが光る「子育て支援いっすね」これからの活躍に期待しています。