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(idea 平成24年vol.7掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
村 長:小山賢和様
設 立:平成16年6月16日
連絡先:菅原弘太郎様(事務局長)
〒029-0804 一関市千厩町磐清水字胡桃舘14
電 話:0191-52-5464
一関市千厩町の磐清水の梅の里村では、梅による地域おこしに取り組んでいます。会員40名が、梅干しを植栽・栽培・加工・販売する作業まで行っています。同地区には、菅原道真公(菅公)の四男淳茂(菅秀才)が開いたとされる安楽寺があり、菅公ゆかりのある梅をシンボルとしたことから設立しました。地区内毎戸(300戸)に梅の苗木を三本ずつ配布して植栽し、梅の花咲く里、梅の実が収穫できる里を夢見て、今年で9年目になります。
今回は、千厩町内にある片倉工業跡地と磐清水地区の数か所で、収穫作業を実施しました。そこには、見渡す限りの梅の木がなっており、60~70歳代の地域の先輩方が集まり、梅のもぎとり、選別・水洗いの作業をし、楽しく会話をしながら交流を深め、同梅の里村は、憩いの場にもなって作業をしています。毎年、1トンの収穫を目指し、梅の出来上がりは、11月を予定しているとのこと。今年は、良い梅になると楽しみの様子でした。
7月初旬、「キズナ強化プロジェクト」として、震災後の日本の現状を知るためにアメリカの高校生が訪れ、「梅もぎ体験作業」を実施。日本の生活に触れてもらいたくさん思い出に残る交流になりました。
毎年地域ぐるみで、「梅の里まつり」を開催。梅干しによる種飛ばしでは、子どもから大人まで距離を競い合う大会をしており、地域一体感を育んでいる。直売部長の菊地(一久)さんは、千厩夜市・千厩日曜市などで対面販売をしています。全国へ千厩馬っこ便として発送もし、大量購入する人もみられます。現在は、数量が限られていますので、今後は、生産量を増やしながら、梅の新商品の開発などをしていき、全国に広げて活動を続け、誇りをもって郷土の一品として、発信を続けていきたいと語ります。
※梅の里村では、体験もできます。3月:「満開の梅園散策」6月下旬~7月初旬:「梅の収穫・加工体験」8月初旬:「シソの葉摘み・加工体験」ができます。(※事前に予約をいれてからご連絡ください。)