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(idea 平成24年vol.6掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
事業所:地域活動支援センター 工房てんとう虫
〒029-0202 一関市川崎町薄衣字諏訪前97
電話&FAX:0191-43-4733
法人理事兼所長:木村 静恵 様
アートで明るぐ生ぎるかわさきは、地域の高齢者や障がい者の市民アート交流事業と、障がい者の自立と社会参加の促進をめざすことを目的として、平成17年2月に設立。法人事業の中心である「工房てんとう虫」は、一関市川崎町精神障害者家族会「かわさき虹の会」により平成14年8月に立ち上げられ、その後NPО法人が引き継ぎ、平成17年4月から設置・運営。工房の利用者は軽作業を通じて社会参加の促進をするとともに、アート創作活動でそれぞれの個性や思いを表現し、多様な作品を発表することで地域交流を深めています。
法人理事兼所長である木村さんは、工房で働く前は市内の文房具店に勤務。平成12年から障がい者ディケア教室でアート活動を手伝い、その後スタッフとなりました。「初めて教室に来た時は、みなさんが描いた絵を見て驚きました。自分が大きな影響を受けました。」と当時の気持ちを振り返ります。
工房てんとう虫の活動日は、毎週月曜日から金曜日までの5日間。約14名の利用者が工房に集まり、アート作品製作を通じて楽しみながら交流を深めます。完成した作品は、全国の様々な展覧会で展示・発表。オリジナルの絵葉書や レターセット等は、川崎町の道の駅、イベント時に販売しております。
また、今年、工房てんとう虫の立ち上げ10周年を記念し、9月17日まで川崎公民館2階でギャラリーを開催。壁にずらりと並ぶ絵は、人や動物や風景が色鮮やかに描かれ、どの作品も作者それぞれの持ち味が表現されており、空間を明るくしてくれています。
このようなアート製作活動以外に、お花見やスポーツ大会参加などの年間行事を通して利用者の心のリフレッシュを図る他、外部から依頼され、公共施設の清掃や草取りも行っております。外で活動をしていると、近所の方から「頑張ってるね!」「お疲れ様です!」と声をかけてもらうこともあり、利用者にとって活動をする大きな励みになっていると木村さんは語ります。続けて、「工房を通じて、利用者さん同士が友達として仲良くなり、楽しんで活動してもらうことが一番です。これからも今の状態を維持し、地域との繋がりを大切にしていきたい。」と笑顔でお話ししてくれました。