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自治会長 菅原常夫 さん
(idea 平成28年10月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
◆自治会長:菅原常夫さん(3期6年目)
◆51世帯135人が暮らす砂子田自治会。自治会組織は、総務部・厚生部・体育部・女性部・老人クラブ・子供会育成会・5つの班で構成しています。
砂子田自治会は川崎町と千厩町の中間、国道284号線の北側にある地区です。高低差がある地区内の高所からは川崎の花火も見られ、南向きで日当たりがよいため冬は雪解けが早く暖かく過ごせるのが特徴です。
今回取材に応じてくださったのは、自治会長の菅原常夫さん。菅原さんは生まれも育ちも砂子田地区で、お仕事を退職後2年目に自治会長に就任、その前からも自治会役員を務めるなど自治会活動をサポートしてきました。
同自治会が行っている活動の中でも特に好評なのは、季節ごとに開催する「健康づくり友の会」。地元の女性5名で組織する「食改善グループ」が中心になり、減塩料理づくりやニュースポーツ体験、お味噌汁の塩分量測定などを実施。中でも、共働きで男性が台所に立つ家庭が増えてきたことから企画した「男の料理教室」は、魚のさばき方など日常で役立つお料理術を交流しながら楽しく学べるとあり、参加者が増えています。
防災については、平成26年に川崎地区の全自治会でつくった「自治会防災マップ」を活用した防災訓練を行っており、マップには消火栓、避難所など緊急時に必要な情報が見やすくマークされ、マップの拡大版を集会所に掲示することで日頃から住民の防災意識を高めています。
秋には川崎町全体の町民運動会に参加していますが、若手選手が足りない時は年配の方が代わることもあり、「勝敗よりケガなく行えたことが何より」と胸をなで下ろすこともあります。万が一に備え、以前はイベントごとに保険に加入していましたが、今は自治会主催のイベント全てに適用される「自治会保険」に年間加入しており、「手続きの手間が大きく減った」と菅原さんは語ります。
これら自治会や地域の活動は、「砂子田自治会事業計画カレンダー」に集約することで、活動日の重なりを防ぎ、年間予定を一目で確認できるようにしています。このカレンダーは役員・各部会議と運営委員会の二段階で協議し、完成したものを自治会内に全戸配布。菅原さんは、「自治会各部でも年間でさまざまな活動を行っていますが、『あじさい公園祭り』『おらが自慢のでっかい花火大会』『Eボート大会』など、地域全体で協力し合う行事も多くスケジュール管理には気を付けています」と話します。
そんな菅原さんに砂子田地区のよいところを聞くと、「コミュニケーションが盛んなところ」とお答えいただきました。常々住民同士で頻繁にお茶のみを行っており、親密なお付き合いがあるため情報の伝わりが早く、住民皆の顔がわかる自治会になっているということです。このほかにも、砂子田地区に住む皆さんから出された“砂子田地区のよいところ”を一つひとつご紹介いただきましたが、その時の菅原さんの笑顔からは、温かい地域愛が伝わってきました。
2年前から始めた「男の料理教室」 真剣な眼差しで手元を見つめています