新垣勉は沖縄出身のテノール歌手です。1952年、メキシコ系アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。生後まもなく不慮の事故で両眼を失明。両親の離別により祖母に育てられましたが、14歳の時に祖母が亡くなり天涯孤独の身となりました。ラジオから流れる讃美歌に引かれて教会の門をたたいたことから音楽への道が開かれ、34歳で武蔵野音楽大学に入学。大学院修士課程修了。プロとしての道を歩み始めました。
現在は、逆境を乗り越え、自分を救った音楽の素晴らしさを伝えながら、未来を担う青少年たちに「オンリーワンの人生を大切に」「あなたは素晴らしい存在」と呼びかけるコンサートを展開しています。
世界的なボイストレーナー、A・バランドーニ氏が絶賛した新垣勉の声は、愛と慈しみに満ちて聴く人の魂を揺さぶり、その心に安らぎと勇気を与えてくれます。
新垣勉の半生は、最近まで中学2年生の英語の教科書に掲載されていました。私たちは、「教科書に載っている人に実際に出会わせたい」という想いでコンサートを計画、実施しました。
残念ながら、英語の教科書が変わったため、新垣勉の物語を学習することはなくなりましたが、英語暗唱大会では今でもよく取り上げられる教材です。私たちは、生徒の皆さんの心に響く感想や先生方からの「子どもたちが、新垣さんの人生から学ぶことは多く、生のコンサートを聴く貴重な機会なので続けてほしい」というお言葉に背中を押され、今年もコンサートを開催いたします。
新垣勉は多くのハンディを乗り越えてきました。「オンリーワンになろう!」と呼びかける彼から、子どもたちは多くの事を学ぶでしょう。私たちは、この出会いが子どもたちの心の宝物となり、子どもたちに希望と勇気と励ましを与え続けてくれることを願ってこのコンサートを実施しています。
子どもたちが育つためには、多くの目と手が必要です。大人がしっかり支える事で子供たちは安心してチャレンジできるようになります。お年寄りが「長生きしてよかった」と言える社会は、健やかに育った子供たちの手で作られていきます。子どもたちが幸せであるという事は、私たち大人も幸せであり、この地域社会が豊かであることを意味します。
本コンサートは、皆様からの協力金とチケット収入(中学生と引率の先生方は招待)で開催されます。それは、大人たちがみんなで協力し合い、助け合って、「一関の宝・大切な子どもたち」を育て、みんなで一緒に幸せになることを目指していることの証明です。個人は1000円まで、企業・団体は10000円までの協力金をお願いしています。どうぞ皆様、ご一緒にこのコンサートを子どもたちに届けて下さい。ご賛同いただける方は、お近くの実行委員にお渡しいただくか、お手数ですが下記口座までご送金くださいますようお願いいたします。ご協力いただいた皆様のお名前は、感謝と共に当日のプログラムに掲載させていただきます。
ゆうちょ銀行 | 記号:18390 | 番号:5174181 | ヨシダケイコ |